□66.【鈍色】お誘い ページ17
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『……強くなりたいです』
爆豪「……」
『こう……筋肉がムキムキになって』
爆豪「……」
『身長も高くなりたいです。２メートルくらい』
爆豪くんと並んでランニングしながら自分の理想像を語る。
しかし一向に彼から返事が返ってこないため隣を見ると彼の耳にはイヤホンが装着されており微かに音漏れしている。
イヤホンを外すと睨まれた。
爆豪「外すなボケ」
『せっかく親睦を深めるための早朝ランニングなんですから私と話しましょうよ』
爆豪「誰がするか」
『それで私はもっと強くなりたいわけですよ。筋肉がムキムキになって身長は２メートル欲しいです』
爆豪「その顔でそれは気持ち悪りぃわ」
『なるほど、それでは顔つきから変えないと』
爆豪「能面が何言ってんだ」
『厳つい能面ってかっこ良くないですか？』
爆豪「テメェには似合わせねぇよ」
すると爆豪くんは速度を上げて先に行ってしまう。
偶然お互いのランニング中に鉢合わせたため一緒に走っていたが爆豪くんが先に行ってしまったため、私の孤独のランニングが再開される。
寮の前で一度立ち止まって水分補給していると「白野さん！！」と緑谷くんが真剣な面持ちで寮から飛び出して来た。
『緑谷くんおはようございます。どうしました？』
緑谷「おはよう！今日って予定とかある！？」
『特にありませんけど……』
緑谷「な、なら一緒に隣街に行かない？」
『隣町ですか？』
緑谷「あの植物騒動があった場所だけどもう完全に修復されたらしいんだけど」
ああ、あの場所か
たしかに先日テレビで完全に修復されたとかやっていたな。
緑谷「それでその隣町のショッピングモールの中のお店に期間限定のオールマイトフィギュアがあるんだけどお一人様一点限りなんだよ！」
『なるほど』
緑谷「ほんっと申し訳ないんだけど観賞用と保存用が欲しいので付き合ってはくれないでしょうか！」
『いいですよ』
緑谷「そうだよね、やっぱりダメ……………え？」
『私、ショッピングモールという大きな場所に憧れを持っていたのですが１人で行くのに気が引けていたんです。なのでお誘い感謝致します』
緑谷「あ、こ、こここちらこそ了承ありがとうございます！！」
頭を下げて「では準備をしてきます」と緑谷くんに言って私は寮の中へと戻った。
緑谷「ま、まじか……」
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夢桜(プロフ) - 夢を見たのは緑谷君かっ！最初から見させて頂いてます！とても面白いです！無理せず頑張って下さい！夢主ちゃんの性格好きだなぁ… (2019年11月17日 12時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
カロメG - この主人公の子の性格とても好きです！推しのホークスも出て来てて嬉しいです！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: e6da68bb26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2019年9月21日 15時
