【ワンピース】王下七武海となんやかんや (ページ3)

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０３：　家、壊れないといいけどページ3

「そうだ、皆さんお腹空いてませんか？私、何か作りますよ」

「お、いいのか？」

「Aの手料理か…フッフッフ、楽しみだ」

「では、お言葉に甘えよう…」

クロコダイルさんもドフラミンゴさんもミホークさんも、何だか嬉しそう。
目が輝いてるっていうか。

「妾も手伝うぞ！！」

「世話になってばかりも悪いからのう。わしも手伝おう」

「ありがとうございます、ハンコックさんにジンベエさん」

さすが、まともな二人。
ハンコックさんはちょっと暴走してる気がするけど。

「じゃ、任せたぜ。俺は寝てるからよ」

「モリア、お主は本当に他人任せじゃな…」

「働かざる者食うべからずじゃぞ！！のう、A？」

「えっ、私に振るんですか…」

ていうかモリアさんとくまさん…背が高いから居心地悪そうだな…。
家、狭いからなあ。

「いいですよ、モリアさんは休んでてください」

「おう、そうさせてもらうぜ。さすが俺のしもべA！！」

「おいコラ、モリア…いつAがてめえのしもべになったんだよ…？」

「寝言は寝て言えよ、ラッキョウ野郎」

ちょっ、今度はクロコダイルさんとドフラミンゴさんの殺気が…。

(家、壊れなきゃいいんだけど…)

気を取り直して、台所。

「それで、何を作るんじゃ？」

「じゃあ、ハンコックさんは味噌汁を、ジンベエさんはご飯を炊いてもらえますか？」

「うむ、承知した」

「よし！！Aの為に腕を振るうぞ！！」

…ジンベエさんはともかく、ハンコックさんキャラ壊れてないか？
くれぐれも怪我しないでくださいよ？

「さてと…おかずは玉子焼きでいいかな」

早速、玉子を混ぜて焼いていると、

「何を作っているんだ？」

「あ、ミホークさんっ」

ビックリした…。いつの間に後ろにいたんだろう？
ていうか、何で私背後から抱き締められてるの？

まあ、ドフラミンゴさんじゃなかっただけいいか。

「良かったら味見しますか？」

「…うむ」

私は出来上がった玉子焼きを一切れ、ミホークさんの口に運んだ。

「美味い…」

「えへへ、ありがとうございますっ」

ミホークさん、顔かっこよくて大人びてるけど、何処か子供っぽくて可愛いなあ。

(Aにあーんされてる…だと…！？)

(くっそ、鷹の目の野郎…羨ましいぜ…)

(ミホーク…呪い殺す…！！)

「…何をしてるのだ、お前らは」

殺意全開の三人を見ながら、くまさんが呆れていました。