Story 60 ページ12
私のお父さんが亡くなったのは
私がちょうど小学校5年生の時
お母さんと喧嘩して家を出ていったきり
帰ってこなかった。
ぼーっとしてて信号が赤のまま飛び出したらしい。
お父さんの手には家族写真が握られていた
そんなお父さんの顔には白い布
『A、おはよう』
今にも聞こえてきそうなくらい
でも触るともう冷たかった
いつも何かある度に支えてくれてたお父さんが居なくなるのは私にとってすごく大きなことだった
お母さんに怒られて泣いてたときも
お父さんの大きな優しい手で
『大丈夫だよ』
そんな風に頭を撫でてくれた
お父さんにまだ感謝も親孝行も
行きたいねって言ってた旅行も
お金貯めてお父さんにプレゼントする!
なんていう約束なんて叶えられないまま
沢山の有難うも伝えられないまま
お父さんは帰らぬ人となってしまった。
HIROさんに撫でられたとき
全てが蘇ったように嬉しかった
だから私は
もうあの時みたいに後悔したくない
言いたいことも言えないまま
会えなくなるなんて嫌だから
伝えたいことはちゃんと伝えたい
だから北人くんにもちゃんと
自分の言葉で
『『すき』』
そう伝えたい
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ちゃる(プロフ) - ほくとすきぴさん» はい、完結になりま す! (2019年10月28日 21時) (レス) id: 90737a0646 (このIDを非表示/違反報告)
ほくとすきぴ - もぉ完結ですか? (2019年10月4日 17時) (レス) id: cb30df2db6 (このIDを非表示/違反報告)
nrinosan(プロフ) - 更新まってました!!!この話最高すぎてだいすきです!!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年9月14日 16時) (レス) id: bdf35bcf66 (このIDを非表示/違反報告)
Hinata_katayose(プロフ) - ちゃるさん» ありがとうございます.......!笑 (2019年8月19日 10時) (レス) id: 3f756c756d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃる(プロフ) - Hinata_katayoseさん» 出来るだけ希望に添えれるように頑張りますね!! (2019年8月19日 7時) (レス) id: 90737a0646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃる | 作成日時:2019年8月18日 22時