たった一言言えたら・・・4【山下健二郎】

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・貴女side









岩ちゃんに朝から服取りに行ってもらったりして



申し訳ないんだけど、とりあえず部屋には



いなかったって言うからまだいいけどさ




どうせ会場で会うんだけど。。。




どんなに暴力振るわれて泣きたくても



そんな姿見せたくない、私の負けず嫌いと意地


口も痣できてるから、今日はマスク




さすがに痣が出来て



ただでさえ前の痣があるから



背中真っ黒、まだ骨折れたりとかがなかったから



なんとか体は動くけど・・・



ペットボトルがあけれないくらい



腕に力が入らない。。




ここまでよくやってくれたよ、あの男は




岩「大丈夫か？」


『大丈夫、心配ありがとう』


健「マスクしとるけど風邪でも引いたん？」


『ちょっとね、調子悪くって』


岩「朝っぱらから人の部屋来て
風邪薬ない？なんて来たんすよ？こいつ
迷惑ですよね」



ちょっとむかつくけど

私の事かばってくれてるんだ、きっと。




臣「隆二とかの方が持ってるよ、そうゆうのは」


『え！そうなの！？早く言ってよ、それ』


隆「なんなら、今あげようか？」


『いや、だいぶ良くはなったから
大丈夫、ありがとね』


隆「そっか」


EL「俺も持ってるからいつでも言ってね？」


岩「とりあえず、水分補給だけ
まめにしとけよ？ほら」


きっとそれを口実にペットボトルあけてくれたんだ


すごい、普通の会話の中で


こうゆう事した岩ちゃんが


“今日は“カッコよく見えるわ(笑)





己「無理はしないようにね
熱とか出たら、休んでもらってかまわないからね？」


『ありがとうございます
でも、大丈夫です！自力で治すんで』








どんなに、体が痛くても


どんなに、嫌な事があっても


笑う、人に「ありがとう」「ごめんね」は


言わないと、だってその人には


私が暴力を振るわれてたとしても関係ないし


心配はかけたくないだから


私は笑う、いつもと変わらない態度でいる


もしDVされてたと知られたとしても


可哀想なんて言葉は言われたくないから


今普通にしてるのに


自分の事情で無表情でいられても


周りの空気を暗くしたり、重くするだけ


私1人でそうなるなら、いつもと変わらない


場所でありたい。


嫌な事があっても笑っていられる


この楽屋がメンバーが大好きだから。。。





岩ちゃんには頼ってしまったけど


心配はされたくないし、かけたくない









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