One Last Time Ⅲ【 sh × yj 】 (ページ7)

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アイドルとして（S）ページ7

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何も用がなくても連絡できる関係になって、
リハがどんなに疲れてもAちゃんからのメッセージがあるだけでいくらでも頑張れた。

あっという間に名古屋公演当日。今日から3日間。

地元ってことで、大盛り上がり。まじで幸せ。ほんとに幸せ。
ライブってまじで楽しい。たくさんの俺の顔団扇と応援メッセージが書かれた団扇、紫耀の文字、平野の文字、色々な種類のカラフルな景色。
集合体恐怖症だけど、やっぱり目に入るものには反応したい。
いつも応援してくれてるみんなの為に応えたい。

ファンのみんなにはお決まりの「おかえりー！」って言ってもらえて、アイドルやってて良かったなあって思う瞬間。

" 紫耀 " と書かれた横に " 信じてるよ " の文字が見えて二度見した。
……そっか、こういうメッセージもあるんだよな。
笑顔でグッドポーズをすればその子は崩れ落ちて泣き出した。
『あ〜あ〜』と言って慰めても逆効果で、キャー！と悲鳴の嵐。
泣いてまで喜んでくれる俺のファン。

俺の為に悲しい涙は見たくない。そう思った。俺らのファンのみんなにはずっと笑っていてほしい。だから、この空間だけは俺はみんなのものだよ。ファンサ団扇の目に入るもの全てに応えた。

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