One Last Time Ⅲ【 sh × yj 】 (ページ5)

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踏み出した先で（S）ページ5

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次の日、事務所に行くと、1番先にジンがいた。
「おっ」って俺に気付いてニヤニヤして寄ってきた。

「おうおう、顔がニヤけてんぞ〜」
『お前がニヤニヤしてんじゃねーよ笑」
「それはそうと、みんなに言ったの？」
『……このあと言う』
「そっか」
『みんな怒るかな』
「怒りそうだね、廉とか」
『だよな〜』
「まあでも健全なお付き合いですからね」
『うん……』

ゾロゾロとみんなが集結して、リハの打ち合わせが始まろうとしていた。マネージャーには先に報告してたんだけど、「ファンを裏切るなよ」って念を押された。……もうあのようなニュースが上がってはならない。噂が事実になった以上は隠し通していかなければならない。その分、制限されるけど、うまく付き合っていきたい。

紫『ごめん、みんな、ちょっといいかな』
岸「ん？どうした紫耀」
海「なになに！」

マネージャーに許可をもらって、メンバーを集めた。
振付師さんとかスタッフさんには席を外してもらって5人が椅子に座った。

紫『……この前、記事になった子いるじゃん』
岸「え、誰？」
廉「あれやろ？紫耀と噂になった子」
紫『うん、そう』
海「……え、まさか！」
岸「……え、おう、その子が？」

ジンとアイコンタクトをして、今だって思ったら...…

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