【忍たま】優しいあなたに (ページ28)

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拠り所② ページ28

Aside

庄「…え？」

A「庄左ヱ門くんは私を先輩方をどんな人と見ていますか？」

庄「優しくて…暖かくて…一緒にいると楽しくて…」

A「はい」

庄「僕…僕っ！」

A「大丈夫ですよ」

庄「大…好きなんです…先輩方もAさんも…」

聞けました、庄左ヱ門くんのお気持ちが。見えました、これからの私のすべき事が

A「答え、見つかりましたね。」

庄「〜っ、Aさんっ…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

A「今までよく頑張りましたね。もう大丈夫ですよ。私がいますから」

庄「ありがとっ、う…ございます…」

良かった、庄左ヱ門くんが私を頼ってくれた。私を見てくれた…これで私にも出来ることが分かりました。庄左ヱ門くんを先輩方と仲直りさせることです。上手くいくよう頑張らなければ…

庄「Aさん？も、もう大丈夫です…」

A「はっ、すみません、苦しかったですか？」

庄「いえ…大丈夫です。その、ありがとうございました…」

A「どういたしまして！」

庄「あの…僕、」

A「はい」

庄「先輩方と…仲直りがしたい…です。なので…仲直りするの…手伝ってくれませんか？」

A「〜！はい！喜んでお手伝いさせていただきます！！」

庄「！ありがとうございます！じゃあ僕、明日友達連れて来ますのでその時に作戦会議しましょう！」

こ、行動が早いっ！流石忍者の卵さんです…でも早く仲直りするに越したことはありません。私も何か作戦を練っておかなければ…！はっ、そうです！

A「庄左ヱ門くん！」

庄「？どうしました？」

A「明日はお昼にいらして下さい。このように遅くだとお友達が心配なさるでしょう？それに明日連れて来てくれると仰ってたお友達もこんな夜中にこのお面は怖いでしょうから」

庄「お面を外せば良いのでは？」

A「う"っ…れ、冷静ですね…しかしこのお面を外す訳にはいけないのですよ、許してください…」

庄「そうですか、じゃあ明日授業が終わったら来ますね！」

A「はい、待ってますね」

庄「じゃあおやすみなさい」

A「はい！おやすみなさい」

なんだかんだあってもう夜が更けて来ました。そろそろ寝ましょうか。