お掃除 ページ22
Aside
それから私は小松田くんに委員会のことについて教えてもらいました。この学園には9つの委員会があり、元々は盛んに活動を行っていたと。そして天女様が来てからは上級生と下級生の間に亀裂がはいり今は別々に活動していると…
小「僕はこの学園が大好きなんです。だからみんなには仲良く過ごして欲しい。でもそんな簡単な事じゃなくて…下級生に植えられた恐怖心は消えなくて、上級生がしてきた事は許されなくて…」
A「…」
私に…出来ることはないだろうか？近づかない事だけがあの子たちを傷つけない方法だと最初は思っていた。けれど、今は何かしてあげたい。力になってあげたい。私には一体何ができるでしょう…
庄(また来ても…)
黒木くんは…私の事をもっと知りたいと言ってくれました。私を天女としてではなく、私個人として見てくれた…もしも周りの方もそう思ってくれるようになったら…私にもできることが見つかるかも…
小「…様、天女様！」
A「はっ、」
小「大丈夫ですか？ご気分が優れませんか？」
A「だ、大丈夫です！少し考え事をしていて…」
小「じゃあさっきの話聞いてなかったですか？」
A「えっ？さっきの話…？」
小「Aさんって呼んでもいいですかっていう話です！」
A「あ、すみません…聞いてなかったです…」
小「も〜！ちゃんとしてくださいよー！！」
A「ごめんなさい、…って、名前！わ、私の事を名前で呼んでくれるんですか？」
小「はい！天女様が良ければ！」
A「ぜ、是非！是非そう呼んでください！とっても嬉しいです！」
小「良かった〜！じゃあこれからはAさんと呼ばせていただきます！」
A「はい！」
小「じゃあAさん、僕この書類各委員会に渡してくるから、Aは門のところの掃除をお願いします！」
A「はい！」
小「困ったことがあったら言ってください！いつでも助けますから！」
A「…！ありがとうございます！」
私を支えてくれるといってくれる人がいる。ちゃんと名前を呼んでくれる人がいる。今は、それだけで…それだけで幸せなのです
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忍たま好き(プロフ) - 面白いです！続きが気になります！更新お願いします🙏🙇♀️ (2022年11月27日 12時) (
レス) @page28 id: 6c4f449978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎこむぎ | 作成日時：2021年7月22日 23時
