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わたし達はアラバスタから本部へと向かっていた。
ヒナ『____だって 麦わらが逃げた事で
あなた ずいぶん嬉しそう...』
スモーカー「...あ？」
あれから本部からの昇格などは頑なに断った。
そして、今 ヒナさんと連絡を取っている。
ルフィ達、逃げたんだ...！
なぜか、ホッとしてる自分もいる。
スモーカー「...ん。コーヒーでいいか？」
A「ありがとうございます」
わたしはそこにミルクを入れて飲んだ。
スモーカー「麦わらの懸賞金がまた上がった。」
A「1億ベリー...」
ルフィは七武海の一角を落とした。
ルフィの仲間の剣士、ロロノア・ゾロも6000万ベリーの賞金がついた。
バロックワークスのオフィサーエージェント "Mr.1" でもあった"殺し屋" ダズ・ボーネスを討ち取り、
ウイスキーピークでは賞金稼ぎ達を100人斬りしたらしい。
スモーカー「...お前はどうなんだ、今回。
たしぎはあァ言っていたが」
A「...わたしも、たしぎと同じ意見です。
目の前で倒れている海賊を捕えられませんでした。」
スモーカー「お前の正義は "敵を倒すより 守る人を守る" んだろ？
何がいけなかったんだ？」
何がいけない...
兄妹だから見逃したんじゃない。
この国を守ってくれたから...
A「国を救って疲れ倒れている海賊を、捕まえることが正義なのだろうかと、勝手に判断しました...
たしぎを庇うわけじゃありません。
ただ、考えている事が同じだったんです。」
スモーカー「...」
静かな海にわたしの声が消えていく。
本当に正しい選択なのかも不安になる。
A「...でも、次はこんな事で悩まず、わたしの正義を貫くことを決めました。」
隣で座っているスモーカーさんの口角が 少し上がったように感じた。
たしぎ「...スモーカーさん...A
A「そんな...たしぎ、今まで通りに呼んでよ！」
たしぎ「...わたしは、今回の事を忘れたくないんです。このような事にAさんを巻き込んでしまった...」
だから、このように呼ばせてください、と わたしの目を見て言った。
スモーカー「...よォ お嬢さん、足はもういいのか」
たしぎ「や、やめて下さいそんな言い方！」
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作者名：あど | 作成日時：2018年12月1日 14時
