4つの盃物語-3-【ONE PIECE】 (ページ48)

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A「だーめ。ルフィは戦い終わった後でしょ？」

ルフィ「なんでだよー！いいじゃねェか！！」

流石にCP9と戦い終わり、おじいちゃんの拳骨をいくつも喰らった後では体が心配になる。

サンジ「おいルフィ！！あまりお姉様を困らせるんじゃねェ！！」

ルフィ「へぶっ！？」

ルフィの頭から急に足が出てきたと思ったら、そのままルフィの頭へと落ちて行った。

ルフィ「なにすんだよサンジー！！！」

サンジ「てめェは向こうで肉食ってろ！！」

チョッパー「そうだぞルフィ！！少しは体を休めないとダメだ！！」

ちょこちょこと私の足元に寄ってきた小さいルフィの仲間。

チョッパー「なあなあ！ルフィって小さい頃どんなやつだったんだー？」

こちらもまた目をキラキラさせながら聞いてくるトナカイ。

A「そうだなー。

ルフィはずっと変わってないよ。あのまま大きくなったって感じ！」

チョッパー「そうなのか！！兄妹っていいなァ...」

そのまま目をキラキラさせながらお肉の匂いに連れられて何処かへ行ってしまった。

いつのまにかルフィ達の周りには麦わらの一味だけでなく、いろんな人が集まっていた。

動物から巨人、船大工までもがルフィ達と一緒に宴を楽しんでいる。

どうしてルフィはこんなに人を惹きつけることができるんだろう。

A「...ねェ、エース....？」

前にクザンさんが言ってた覇王色の覇気の話。

人の上に立つ者のみが使える覇気

王の資質ってなんだろう

サンジ「お姉様ァァァ！！

どうぞ...プリンス特製水水肉です」

A「ありがとう！」

サンジ「あァ...笑った顔も素敵だ...」

水水肉の串が何本か入ったお皿を受け取り、そのまま人だからの中にルフィを見ていた。

ルフィはいつのまにか巨人の手の上でお肉を頬張っている。

クザン「...我々の完敗だったな。」

A「！？」

クザン「あぁ、いいんだ。捕らえに来たわけじゃない。」

ニコ・ロビンを見に来たんだ...！

A「なんでこんな周りに気づかれないんです？」

クザン「気にすんな。おれはもう帰る。」

そう言ってクザンさんは私のお皿の上にあった水水肉を手に取り、貰いまーすとだけ言って去って行った。