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何時間か海を進んだ。
テソ「あれが私の住んでる所だよ！」
遠くに小さく見える島。
ラディ・ロコが治める国、ゲイラ王国。
なるべく目立たない所に船を止め、私を先頭にコビー君、ヘルメッポ、海兵の順に降りて行った。
コビー「Aさん...町に活気が全然ないですよ...」
ヘルメッポ「おいおい、人もいねェじゃねェか...」
2人が言うように、ここに人が住んでいるような雰囲気を感じられない。
家のカーテンも閉め切られ、まるで国にビクビクと怯えているようにも感じる。
「なぜ海軍がここにいる」
A「！...ラディ・ロコという人物を探しに来たんです」
「誰だ通報したやつは。今すぐに名乗り出ろ！！
そうしないと皆殺しだぞ！！！！」
私が思っていたよりも、この国は残酷だった。
「この国の王には会わせん。
今すぐにここを出ろ」
後ろにズラーッと兵士が並んだ。
A「コビー君、ヘルメッポ。」
2人「「はいっ！」」
周りの兵士をコビー君達に任せ、私は奥に見える城に向かって走った。
きっとそこに、ラディがいるはず...！
A「ラディ・ロコ！！
中佐のAだ！！大量虐殺の罪で確保する！！」
城内に響き渡る私の声。
そして、どこからか聞こえる足音。
『へェ...海軍の中佐がわしを捕まえに来たって...？』
目の前の扉から出てきた男は、大柄で立派なヒゲを持っていた。
A「ラディ・ロコか...！」
ラディ「いかにも。
しかし、中佐の君にわしを捕まえることはできん。」
大柄の体型にして素早く動く影。
来る...っ！
A「"
少しラディと距離を置くと、さっき私がいた場所の床が粉々になっていた。
ラディ「ほォ...なかなかのもんだな」
こいつ...強い...！
だったら私も最初から行くしかない。
A「"
ラディ「能力者か...！」
互いに攻撃を交わし、城はだんだん崩壊してきた。
A「ハァ...ハァ...」
ラディ「ハァ...ハァ...ッ！」
息は向こうの方が上がっている。
あと1回で一気に仕留めとかなきゃ...
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作者名：あど | 作成日時：2018年12月1日 14時
