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あれからずっと私の荷物を離すことはなかった。
何度も持とうとしたけど、ずっと逃げられてしまう。
コビー「今日くらい頼ってくださいよ。いつまでも昔のぼくだと思わないでください！」
そういえば、今気づけばコビー君の身長は私を越していた。
A「...そうだね、じゃあ任せた！」
コビー「はい！」
コビー君は私の歩く半歩後ろをついてきた。
コビー「Aさん！あのイスで少し休みませんか？」
その一言で、私達は隣に座って休んだ。
そして、コビー君は何かを思い出したかのように立ち上がり、ちょっと待ってくださいと言ってから行ってしまった。
あの日、2人と初めて会った時
海賊の雑用として働いていると聞いた時
ルフィに助けてもらったと聞いた時
頭の中でいろんな場面が浮かんだ。
いつも私にボコボコだった2人も時間が経つに連れて
だんだん耐えてきて、時間を伸ばすようになってきた。
今度からは、現場に2人を連れて行こうかな。
コビー「Aさん！アイス買ってきました！」
コビー君の両手にはバニラのソフトクリームがあった。
A「えぇ！？ありがとう！！」
コビー「えへへ、こんな事しかできないんですけどね」
A「嬉しいよ！いただきまーす」
素直に嬉しかった。
こんな部下を持って、本当に幸せだ。
A「アラバスタでルフィに会ったんだ。」
コビー「ルフィさんに！！」
久しぶりに会いたいなァ、なんて言ってコビー君は空を見上げた。
ルフィがクロコダイルを倒した事
ルフィが国を救った事
あれは海軍の手柄じゃないことを伝えた。
コビー「Aさん達が上官の言うことを聞かなかったのを聞きました。昇格しなかったって...
それはルフィさんが倒したからなんですね...！」
A「私が弟の手柄を受けてどうするのよ。
海賊のおかげだなんて世間には言えないだなんて...
どっちが正義かっての。
だから、私はもうこんな思いしたくない。」
コビー君はただ黙って私の話を聞いてくれた。
ルフィの話題に花を咲かせたり、これからのことについても話し合った。
A「今日は本当にありがとう！楽しかった！」
コビー「ぼくもです！ありがとうございました！」
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作者名：あど | 作成日時：2018年12月1日 14時
