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海軍支部を出てからすぐに 船の上でコビー君とヘルメッポに電伝虫をかけた。
A『ほんとに！？コビー君が軍曹で、ヘルメッポは伍長に！？すごいじゃん！おめでとう！！』
コビー『これも全てAさんのお陰です！！』
ヘルメッポ『A少尉が帰って来るまでに、少しでも強くなってんだからな！』
すごいなァ、2人とも。
私がいない間にこんなに成長してたなんて。
A「なにか...プレゼントでも買って行こうかな...」
今思うと、まだ2人になにもプレゼントをしてあげていない。
私は近くの町に行って少しだけ買い物をすることにした。
A「わァ...賑やかだなァ...」
ローグタウンやナノハナとは違い、カラフルな建物が多い町に来た。
ショーウィンドウに沢山の売り物が並んでいて、すれ違う人々はみんなカップルだらけ。
A「なにあげようかな...」
やっぱり、長年使えるものがいい。
タオル？
武器？
いろんな店を見て回ったけど、2人らしいものはどこにもなかった。
A「あ...」
ふと目に止まったカラフルなバンダナ。
A「これ...コビー君っぽいかも...」
黄色の無地にピンクと赤の花が描かれているバンダナ。
あのピンク色の髪の毛によく映えるんじゃないか、そんなことを思いながら
気がつけば手に取り、レジに向かっていた。
その後、ヘルメッポには最新式のサングラスを買った。
A「喜んでくれるかな...」
今思うと、こうやって人にプレゼントをするのは初めてなのかもしれない。
高町にいた頃なんて、プレゼントする相手もいなかった。
コルボ山のいた時は、プレゼントを贈るみたいなそんな関係ではなかった。
ただ、肉あげたら喜ぶ、みたいなもんだったし。
A「喜んで、くれるかな...」
私は雲ひとつない空を見上げた。
アラバスタへ行って、G-2支部に行き、しばらく2人と離れていた。
A「いつの間にか、わたしが2人を必要としちゃってるや...」
たしぎがスモーカーさんと組むように、わたしはコビー君とヘルメッポと仕事がしたい。
でも、やっぱり昔のように4人でまた盃を交わしたい...
そんな日は、来るのだろうか...
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作者名：あど | 作成日時：2018年12月1日 14時
