かぜ4 ページ24
5、サンジ
ｻﾝｼﾞ「食事をお待ちしました、小さなお嬢様」
かしこまって入ってきたサンジは、手にうどんを持っていた。
ｻﾝｼﾞ「おかゆと悩んだんだが、うどんでよかったか？」
サンジの問いにAは嬉しそうに答えた。
『うどんすき』
彼女の答えに満足そうに口角を上げたサンジは、お子様用のフォークでそれをAに食べさせていく。
ｻﾝｼﾞ「早く元気になれよー」
サンジの優しさに触れ、お腹いっぱいになったAはそのまま寝てしまった。
_______________
6、ロビン
ﾛﾋﾞﾝ「あらあら、寝てるのね」
落ちかけたタオルケットを改めてかけてあげながらロビンはAの隣で本を読み始めた。
ﾛﾋﾞﾝ「あなたもいつか、読書ができるようになるといいわね」
一味の中でもAに絵本を読んであげる機会の多いロビンは、将来を思い描いて楽しそうに微笑んだ。
Aも好んで、ロビンに読み聞かせをお願いしにいくのだ。
Aの髪の毛や頬、ツノで少し遊んだ後、ロビンは部屋から去っていった。
_______________
7、ゾロ
眉間に皺を寄せながら入ってきたゾロは、Aがぐっすり寝ているのを見て、自分もそばで眠り始める。
この光景では、場所が少し違うだけであって、普段の彼らとなんら変わらない。
二人の寝息と少しの物音しか聞こえない医務室で彼らは一言も声を発することなく刻々と眠り続けた。
気持ちよさそうに。
_______________
8、ブルック
ﾌﾞﾙｯｸ「ヨホホホ、Aさん、起きてますか？…あら、ぐっすりですね〜」
陽気に入ってきたブルックは共に寝ているAとゾロを見て、あらあらと笑顔をみせる。
ﾌﾞﾙｯｸ「私、お邪魔でしたかね」
そう言いながらも医務室に入ってきたブルックの気配に、Aが目を覚ます。
ﾌﾞﾙｯｸ「起こしてしまいましたか、ごめんなさいね」
『ブルックさん…』
ピアノ聴きたいな、そう言おうとしたAは壁に背を預け床に座って眠るゾロを視界に入れ声にならない叫びをあげた。
『！！？！？』
『ゾロ…いたの…』
その様子におかしそうに笑うブルックを見て、Aも笑いが込み上げてくる。
ﾌﾞﾙｯｸ「もう、元気そうですね」
『うん！』
にっこり笑うAを見て、ブルックも安心したように口角を上げた。
______________________________
リクエストありがとうございました！
これで全員だよね…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海軍 - ココさんお元気ですか？5月5日は子供の日サニー号に鯉のぼりを持ったガ一プが来る話書いて欲しいです。以前お願いした少女とブルック軍艦潜入の話合わせ二つとても大変ですが宜しくお願い致します🙏ゾロが子供を拾ってきた4の続き楽しみにしています。 (4月28日 7時) (
レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
青 - 更新停止になってますけど大丈夫ですか？ (4月27日 6時) (レス) id: 082703c9c7 (このIDを非表示/違反報告)
海軍 - 中将の名前間違えてました。ド一メルマンではなくド一ベルマンでした。すみません (4月8日 21時) (レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
海軍 - ココさんすみませココさんが思っていたのと違うのをお願いしてしまって🙇次からは気を付けるのでまだ間に合うならココさんが思っていた花見の途中で2人が軍艦に乗り込んでしまう方にして下さい中将はド一メルマンのままで良いです。 (4月3日 19時) (レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
海軍 - すみません書き忘れた事が一つ花見をする前です🌸 (4月1日 18時) (レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：プラス. | 作成日時：2024年1月29日 22時
