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ｽﾊﾟﾝﾀﾞﾑ「早く捕まえろ！決して傷つけるなよ！大人しく捕えるんだ！」
子供にどれだけ手間取ってるんだ…
早く捕らえてロビンと共に連行したいのに…
スパンダムのゴニョゴニョとした独り言の中に、ロビンという単語を聞き取ったAはぴくりと反応した。
『ロビンちゃん、どこにいるの？おじさん、知ってるの？』
「知ってるも何も、私が連れてきたんだ」
はっとばかにしたように笑うスパンダムにかちんときたAは、ガチっと彼の腕を掴んで、
投げ飛ばした。
ゾロに先ほど投げられた要領で。
ああああと情けない声をあげて飛んでく彼に、何しに来たんだと思いながらなかった海軍を見渡す。
完全にスイッチが入っていた。
ニヤリと笑う彼女は、先ほどまでの無邪気な少女ではなくて。
擦れて血が滲む自身の頬を拭ってから、Aは一気に飛び出した。
異様に伸びた爪、尖った牙、それらで海軍を確実に1人ずつ切り裂き、噛み砕く。
あんな奴にロビンはついていったのか。
あんな奴のためにロビンは自分を捨てたのか。
いまさっき投げ飛ばした彼の顔を思い出して怒りが湧いてくる。
海軍の隙間を小さな体がすり抜けていく。
確実に仲間が順に仕留められていく様子に、ある男は足を震わせた。
「レベルがちげえよ…あれは紛れもない、鬼だ…」
少女が自分の目の前を横切った。
それに気づいた時にはすでに、自分の腹には5本の小さく、けれども笑ってしまうほどに深い傷がついていた。
『ロビンちゃんを、いじめるな！！』
自我が残っているかわからないその少女の瞳には、怒りの色が煌めくばかりだった。
人肉を、犬の肉を食いちぎりながら、ひたすらに走り回るA。
残りの海軍を吹っ飛ばし、その場にいた自分以外の生き物は全て倒れている。
その光景に安心したように、Aは涙を流し始めた。
『うわあああああん』
どれくらい駆け回ったのか。何人斬ったのか。何匹食いちぎったのか。
鬼の子と言えど、彼女はまだ3歳の子供なのだ。
皆の背を預かるのに、結構な圧がかかったのだろう。
ひとしきり泣いた後、パタリと倒れた彼女を、数分後パウリーが回収し、遅くなってごめんなと声をかけた。
スヤスヤと眠る彼女のツノはすっかり大きくなっていた。
でもその寝顔は人間の子供と何ら変わらない、可愛いものであった。
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海軍 - 頑張って戦ってくれたルフィ達に能力を使ってウォータースライダーをだすのはどうでしょうか？ (1月29日 21時) (
レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
おい(プロフ) - コメント失礼します！このままのお転婆さんのままでもいいと思います！楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！！ (1月29日 20時) (レス) @page50 id: cdba16656d (このIDを非表示/違反報告)
海軍 - リクエストにこたえてくれて有り難う御座います。 (1月29日 19時) (レス) @page43 id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
プラス.(プロフ) - 海軍さん» 5人全員は出せそうにないけど、なるべく答えられるよう頑張ります (1月29日 10時) (レス) id: 438e32f130 (このIDを非表示/違反報告)
海軍 - はい、バスターコールの事です。3歳の少女がオニグモ､モモンガ､ストロベリー､ドーメルマン､ヤマカジ､５人の中将の中で最初は誰の船に乗り込んで戦うかはお任せします。 (1月28日 21時) (レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プラス. | 作成日時：2024年1月16日 21時
