ゾロが子供を拾ってきた2

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翌日、ウォーターセブンの状況は一変していた。



島中を駆け巡る、昨夜発生したというアイスバーグ市長暗殺未遂事件。



そして、その犯人として追われる事になった麦わらの一味。



日中には船長であるモンキー・D・ルフィが、堂々とガレーラカンパニー本社に侵入し、警備は更に厳重となった。





そして、その裏で起きているもう一つの出来事。





《こちらはウォーターセブン気象予報局。只今、島全域にアクア・ラグナ警報が発令されました》



『どういうこと…？』




サンジとチョッパーと3人でロビンを探していたところに流れたアナウンス。




「おーい！アクア•ラグナがくるぞー！！」




街の人にそれが何か尋ねると、それが高潮だと教えてくれる。




ｻﾝｼﾞ「街が海につかる…？」



ﾁｮｯﾊﾟ「ここ沈むのか！？」



『こまる…』



ｻﾝｼﾞ「困るで済めばいいがな…ロビンちゃんが行きそうなとこはどこだ？」



ﾁｮｯﾊﾟ「えーっと…遺跡かな」



なぜかスピードを上げたチョッパーに合わせAも小走りになる。



ここにはねえだろ、と言いながらなぜか走るサンジにつられチョッパーがさらに走る。



ｻﾝｼﾞ「じゃあ、好きなものは？」



ﾁｮｯﾊﾟ「遺跡だなぁ！」



ｻﾝｼﾞ「そればっかじゃねえか！！」



ﾁｮｯﾊﾟ「じゃあサンジ他の知ってんのかよ！」



ｻﾝｼﾞ「知らねえから聞いてんだろ！」



なぜか全力疾走する2人に笑いながらついていくA。



ｻﾝｼﾞ「俺の前に出るんじゃねえよ！」



ﾁｮｯﾊﾟ「なんでだよ！！」



そういうことか、とAはぴたりと止まった。



『ロビンちゃん、サンドイッチとコーヒーが好きだよ』



Aが止まったことに気づいた2人は慌てて引き返す。



ｻﾝｼﾞ「そういうのは、もっと、早く言うんだ」



ﾁｮｯﾊﾟ「あんま役に立たなさそう…」



平気な顔してそう言うチョッパーの頭をサンジが無言で引っ叩く。





その後、目につくカフェは一応全て覗いたがロビンは見つけられなかった。

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