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ルフィ「俺たちだけで話してたってキリねえぞ」
珍しくまともなことを言うルフィの言葉にナミはハァとため息をつく。
ナミ「そんなこと言ったってしょうがないでしょ。可愛くて仕方ないんだから」
ウソップ「いやまぁ同感だけどよ」
サンジ「もうすっかり娘気分だ」
チョッパ「俺も、Aに危ないことしてほしくねえよ」
ロビン「本当に過保護なのね」
気持ちはわかるわ、とロビンは苦笑い。
ナミ「青海に帰ったら、Aについて、こないだサンジくんが言ってたように出生から調べてみましょう」
サンジ「はい!ナミさーん!♡」
ロビン「でもどうやって…」
ウソップ「そんなのは降りてから考えるんだ!」
よしかいさーんと立ち上がっていく一味。
そのざわざわを感じてか、Aは目を覚ました。
ルフィ「お!Aが起きた!」
ウソップ「おはようA!」
ロビン「夜もふけたわ。用のない火は消さなくちゃ、敵に位置を知らせてしまうだけよ」
辺りは既に暗く、ここは敵地の中。
作戦会議も終わっているのだから、至極当たり前の事を提案するロビン。
それにルフィは深く嘆息する。
ルフィ「バカな事を…聞いたかウソップ。あんな事言ってらァ…火を消すってよ」
ウソップ「仕方ねェさ、そう言ってやるな。ロビンは今まで闇に生きてきた女…知らねェだけだ」
ロビン「?……どういう事…?」
困惑するロビンに、ルフィとウソップは叫んだ。
ルフィ「キャンプファイアーするだろうがよォ普通!!」
ウソップ「キャンプの夜は、たとえこの命尽きようともキャンプファイアーだけはしたいのが人道」
ナミ「バカはあんたらだ」
黙って聞いていたナミがツッコミを入れる。
ナミ「神官もいる!ゲリラもいる!それ以前に夜の森はただそれだけで危ない所なのよ!」
ルフィ「知らん」
とにかくキャンプファイアーがしたいルフィはナミの忠告にも素知らぬ顔。
ゾロ「オイ!ルフィ!」
危機ある声音で呼びかけるゾロ。
いい加減にしろと止めるのかと思いきや。
ゾロ「組み木はこんなもんか?」
ナミ「あんたらもやる気満々か!」
ゾロとサンジは手分けしてキャンプファイアーの土台を作り上げていた。
ナミは組み木のてっぺんにしゃがむAを回収する。
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舞彩(プロフ) - 続編も楽しみにしています。作者様のペースで更新のほう頑張ってください! (1月16日 17時) (レス) @page50 id: 4deac4f86b (このIDを非表示/違反報告)
酸性雨の1つ(プロフ) - 夢主ちゃんが自然と物語に馴染んでいるので私はこの方が好みではあります!あくまで個人の感想ですのでお気になさらず〜 (1月15日 23時) (レス) @page49 id: f35602649d (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - 普通じゃないことの説明してるみんなの話少し泣きました。自分も少し普通じゃないので共感できます。 (1月14日 19時) (レス) @page45 id: 2e60e76d28 (このIDを非表示/違反報告)
海軍 - とても良い小説です。是非、ルフィの祖父のガ一プやクザン大将達に出会う話を出来たら書いてほしいです。 (1月12日 16時) (レス) id: b50fc2d394 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 滑り込めてる、、、でしょうか、!?!?面白くて最高です!アンケートは3がいいです!そんでルフィたちと思い切り遊びたいです!! (1月10日 3時) (レス) @page10 id: 69e1849e37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プラス. | 作成日時:2024年1月6日 13時