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甲板の場所がわからないとはっきり告げると、彼は快くわたしを甲板まで案内してくれた。
シャチさんという名前らしい。ベポくんとも仲が良いとか。
甲板に着くまでも彼はずっとしゃべり続けていて、楽しい人だなぁなんて思った。
ようやく甲板に着くと、クルーはたくさんいるものの、わたしをここに呼び出したはずのローさんが見当たらない。
『シャチさん？ローさんって…』
「キャプテンか？キャプテンなら、甲板より自分の部屋にいる時間の方が長いからなぁ。
もしかしたらまだ部屋かもしれねぇぞ？」
昨日も遅かったらしいから、もしかしたらまだ寝てるかもしれない、とのこと。
だとしたら、あのメモはいつ置いたのだろう。
昨日わたしが寝てから置いたんだったら、それまでは起きていたってことだし、それはたしかにまだ寝ていてもおかしくない。
仕方ない、もう一度シャチさんに聞いて、ローさんの部屋まで案内してもらおう。
とした、その時。
「お前、キャプテンに助けられた女か？」
『…そうです、けど…』
わたしの腕を掴んだ彼は、“PENGUIN”と大きく書かれた帽子を深くかぶっていて、目元がよく見えない。
と言うか、わたしに興味を示したのは彼だけではなく、
わたしが気づかなかっただけで、甲板に集まったクルー全員がわたしに好奇の眼差しを送っていた。
シ「おいおい、そんな怖い顔で見たらキクちゃんかわいそうだろ！」
シャチさんが気を使ってそう言うと、みんなはそそくさとそろって他のことをし出す。
まあ、急に見たこともない女が船に乗ってたらびっくりするよね…
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北沢 - え、、、、続きは〜( ノД`)… 続き楽しみにしてます！ (8月30日 18時) (
レス) @page27 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
あず - 続きとっても気になるけどもうこれ更新されないのかな、、泣 (8月20日 7時) (レス) id: 9e4a1fab10 (このIDを非表示/違反報告)
亜羅零 - ローさん何しとんねんw更新頑張ってください！ (2019年7月1日 21時) (レス) id: 3b01356bb8 (このIDを非表示/違反報告)
イルミ - 最後めちゃくちゃ おいっっっっっってなった笑 (2019年1月27日 20時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 凄く面白かったです！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年9月13日 6時) (レス) id: a10a38cd02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりもクン。 | 作成日時：2015年2月23日 23時
