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？「フレイヤは、子供たちには
お前たちの親はみんなこの村を出て
遠くの島へ行ってしまった、
と言ったんじゃ。
子供たちは、親に捨てられたと悲しみ
フレイヤにすがりついた。
それからは、フレイヤがその子供たちを
親のかわりに育てたんじゃ。
子供たちはフレイヤを本当の
親のように慕っておる。」
『どうして…フレイヤはそのとき
村人全員を殺さなかったんですか？』
？「…フレイヤも、死んだ船長を
本当の兄のように慕っていたそうじゃ。
だから、この島のやつらにも
家族を失う辛さや悲しみを
味わわせたかった。
わしらは、
海賊ごときにそんなことはさせまいと
子供を思う気持ちだけで
この四十年この檻の中で生き延びたわい…
でも、もうこんなぼろぼろな体じゃ…
ここにいる全員、もう立つことも
できんくなってしまった…
姉さんは、他の島から来たのか？」
『！！…そうです。』
自分が海賊なんてこと、
この人たちには言えるわけがない。
わたしは思わず頷いてしまった。
？「…お願いじゃ。
息子たちを自由にさせてやってくれ…
あの男から解放させてやってくれんか。
いや、無理な頼みなのはわかっとる。
でももう…これしか方法がないんじゃ…！」
涙をぽろぽろと流しながら
必死にわたしに訴えるおじいさん。
わたしは檻の隙間から手を伸ばして
おじいさんの手を握った。
おじいさんの手は
まるで人間の手とは思えないくらい
冷たくて、固かった。
『おじいさん、わたしに任せてください。
わたしが…この島を守ります！
おじいさんたちも、必ずこの檻から
出られるから！』
？「本当か…！
あぁ、ありがとう、ありがとう…！」
おじいさんはまた涙を流しながら
わたしにありがとう、と言い続けた。
わたしはおじいさんから手を話して、
おじいさんが安心できるように
笑顔を見せた。
『はやく…はやくルフィたちに
伝えなきゃ…！！』
？「その必要はねぇ。」
『！？…うっ…！』
わたしは首の後ろを
大きな瓶のようなもので殴られ、
意識を手放した。
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しょーへい - これって誰オチ？ (2015年11月26日 23時) (
レス) id: 503669f43a (このIDを非表示/違反報告)
らいむ様(プロフ) - ルフィが格好良すぎて死ぬ！作者さんの文才少しください！これからも応援してます！ (2015年11月14日 16時) (レス) id: ca0cddeb87 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - すごい展開ですね！先が気になります！更新頑張ってください！ (2015年2月5日 17時) (レス) id: 58f5e88134 (このIDを非表示/違反報告)
♪ayaka♪(プロフ) - 歌・・・？ (2015年1月31日 21時) (レス) id: aa41427ad8 (このIDを非表示/違反報告)
♪ayaka♪(プロフ) - とても凄い展開になりましたね…
それにしても!!作者さんの文才が凄すぎて…!!尊敬します！ (2015年1月28日 15時) (携帯から) (レス) id: 2ec17e41bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりもクン。 | 作成日時：2015年1月7日 2時
