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◇
その日の昼休み。
エースたちはAの様子を見に保健室へとやってきていた。
保健室の前に生徒たちで人だかりができていて中に入ることができない。
生徒たちをよく見るとそれぞれなにかを持っているようだ。
「なんなのこれ、Aのとこ行けないじゃん」
「邪魔なんだゾ！」
「ん？待て、ドアのところに何か貼ってある…」
「えーと…………【お見舞いの生徒が殺到したため、本来保健室を利用する生徒の迷惑となっています。お見舞いは各寮代表1名、時間は放課後とする。 ー校医】………だって」
つまりこの生徒たちはAのお見舞いに来ていて持っているものは見舞いの品らしい。
保健室の中から校医が出てくる。
「うわ、人多い…。えー、中で誰が休んでいるなどは関係なく、張り紙の通りお見舞いは各寮代表1名までです。お見舞いの品もその代表に渡すように。受け取り等は代表の判断にお任せします、以上」
「センセー、オレら友達なんだけど中入れない？」
「君たちか…君たちなら入れてあげたいが例外は認められないな、悪いね」
「ガッカリなんだゾ…」
「決まりなら仕方ないな…Aに会うには寮長に相談して代表にしてもらうしかない」
「……くそ！ 好きなやつに会うのに誰かの許可がいるとかなんなんだよ」
「僕はオンボロ寮の代表だから放課後会いにくるから。その時にAちゃんがどんな様子だったか教えるよ」
「おう、代表になれなかったら頼むわ」
「それじゃあまた放課後に出直すか」
渋々と教室に戻っていく生徒たち。
エースたちもその後ろを歩いて戻って行った。
.
その日の夜。
静まりかえった校舎に忍び込む影が1つ。
その影は保健室の前にやってくるとなにかごそごそとしている。
閉まっていたドアの鍵が開き影は中に入り、1つだけ閉められているカーテンの元へ歩いていく。
カーテンをめくると眠るAの姿がある。
ベッドの周りにはお見舞い品だろうかたくさんの花や果物などが置いてあった。
椅子に座るとAの手を取る。
窓から入ってきた月明かりでその影が誰かが見えてきた。
ラギーだ。
「A…ごめん」
眉を寄せて謝るラギーの握る手に力が入り、Aの手がぴくりと動いた。
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ここ(プロフ) - 星空ブリキさん» 星空ブリキさん、はじめまして！作品を読んでくださってありがとうございます！嬉しいお言葉、とても光栄ですっ。こうして最高順位をいただけたのも星空ブリキさんや読者の方が読んでくださったおかげです、本当にありがとうございます(*´꒳`*) (2022年5月24日 23時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - パート一から全て読んでる者です! ここ様の作品はめちゃくちゃ表現力があって面白いです! 最高順位2位!? 一位になってもおかしくないクオリティなのに…!! とにかくこれからも応援しています! (2022年5月23日 13時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» 最高順位2位というとんでもない順位をいただけただけで、私はもう何も言い残すことはありません…が、ガムテープさんがそう言ってくださってもう…感謝しかありません…！ (2021年9月24日 23時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» わわっ、不思議なフィルターが画面にかかっているようですね😆お気に入り登録も投票もどちらもとても嬉しいです(*^_^*)こうしてガムテープさんがコメントしてくださることも、本当に嬉しいですっ✨ありがとうございます！ (2021年9月24日 23時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ガムテープ(主食) - あ、過去最高2位なの気に入らないです、1位いかせたいです。付け加えすみません (2021年9月24日 19時) (レス) id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月24日 6時
