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◇
エースに遅れながらリドルたちは保健室へとやってきた。
事情を知ってか校医がベッドへと案内をしてくれる。
仕切られていたカーテンを開けるとそこには、目を閉じて眠るAの姿があった。
頬の切り傷や頭に巻かれている包帯がとても痛々しい。
エースはAの手を両手で握って座りこんでいる。
その身体は小さく震えているようにみえた。
「どうして…Aが…」
「生徒の証言によれば、彼女は階段から足を踏み外した生徒に巻き込まれて、一緒に転がり落ちてしまったそうだ。その生徒の方は足を捻挫しただけで問題ないが…」
「ふなぁぁぁ、イヤなんだゾAっ、起きてくれよぉぉ」
「彼女は頭を強く打ったようで、傷は浅くて大したことはないんだが…いつ意識が戻るか分からない状態なんだ」
校医の言葉にリドルたちは言葉を失う。
涙が止まらないグリムはAに抱きつくが、いつも優しく抱き返してくれる腕は動かない。
「畜生ッ…！どうしてコイツがこんな目に…！」
「A…目を開けておくれ…」
「Aちゃんっ起きてよっ！」
「みんな心配してるよAちゃん…、ほら、いつもみたいに笑って一緒に写真撮ろうよ……っ」
「…………ぜってぇ許さねえ」
涙を流すデュース、リドル、ユウ、涙を我慢しているケイトだが声が震えている。
ずっと黙っていたエースが顔を上げる。
その目には涙が浮かんでいた。
「Aをこんな目に合わせたやつ絶対に許さねえ…探し出してぶっとばしてやる！」
「オレ様も許さないんだゾっ！」
「そうと決まれば作戦会議だ」
「君たち…他にも休んでる生徒もいるから、作戦会議は別の場所でやってくれよな」
「……わかりました。1度ハーツラビュルに戻ろう」
名残惜しそうにAの顔を見ながらリドルたちはベッドを離れていく。
1人残ったエースはAの手を握り額を合わせる。
「早く目覚ませよ……A…」
エースは眠るAの唇にそっと口を寄せると2人の唇はそのまま重なった。
「オレ頑張るからさ、先にご褒美もらうわ。またくるよ」
愛おしそうにAの頭を撫でエースも保健室を出ていった。
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ここ(プロフ) - 星空ブリキさん» 星空ブリキさん、はじめまして！作品を読んでくださってありがとうございます！嬉しいお言葉、とても光栄ですっ。こうして最高順位をいただけたのも星空ブリキさんや読者の方が読んでくださったおかげです、本当にありがとうございます(*´꒳`*) (2022年5月24日 23時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - パート一から全て読んでる者です! ここ様の作品はめちゃくちゃ表現力があって面白いです! 最高順位2位!? 一位になってもおかしくないクオリティなのに…!! とにかくこれからも応援しています! (2022年5月23日 13時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» 最高順位2位というとんでもない順位をいただけただけで、私はもう何も言い残すことはありません…が、ガムテープさんがそう言ってくださってもう…感謝しかありません…！ (2021年9月24日 23時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ガムテープ(主食)さん» わわっ、不思議なフィルターが画面にかかっているようですね😆お気に入り登録も投票もどちらもとても嬉しいです(*^_^*)こうしてガムテープさんがコメントしてくださることも、本当に嬉しいですっ✨ありがとうございます！ (2021年9月24日 23時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ガムテープ(主食) - あ、過去最高2位なの気に入らないです、1位いかせたいです。付け加えすみません (2021年9月24日 19時) (レス) id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月24日 6時
