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◇
「さぁ着きましたよ、ここが入学式会場です。おや、呼吸が乱れてますね、はい大きく深呼吸してください」
学園長に引き摺られてやって来たのは大きな扉の前。
肩で息をするAは呼吸を整える為に何度か深呼吸を繰り返し、いつの間にかズレていたフードを学園長が被せてくれた。
「落ち着きましたね。おや？貴方、とても可愛らしいお顔をしていますね。まるで女の子のようです」
『あの、学園長先生その事なんですが私おん』
「おっといけません時間が押しているんでした。私は他に新入生がいないか探してきますので鏡の前まで行って寮分けをしておいてください。あぁ、忙しい！」
『え、学園長先生！？……行っちゃった』
学園長を呼び止める声は届かなかった。
Aが扉の前で立ち尽くしていると大きな扉がゆっくりと開き、中からフードを被った少年が顔を覗かせた。
「学園長の声がすると思ったらいないな…。キミは新入生の子かな？」
『あ、はい……学園長先生に鏡の前に行くように言われたんですが……』
「緊張しているみたいだね。大丈夫、ボクが一緒に行ってあげるよ」
『ありがとうございます。えっと……』
「ボクはリドル・ローズハート。キミは？」
『A・ドリーミィです』
「Aだね。さあ、行こうか」
手を引かれ扉の中へ入るとそこには大勢の人で溢れていた。
皆同じ服を着てフードを被っているため顔は分からないがこちらを見ているのが分かり、緊張から思わず繋いでいる手に力が入る。
壇上にある大きな鏡の前に立つとリドルの手が離れた。
「ボクがついていてあげられるのはここまでだ。ボクはハーツラビュル寮の寮長をしているから、同じ寮になったらよろしくね」
『リドル先輩、ありがとうございます、いってきます』
リドルはAの頭を撫でると他の寮長がいる場所へと戻って行った。
Aは鏡に向き合う、すると鏡に顔が映し出される。
『！！』
「汝の名を告げよ」
『A・ドリーミィです』
小さく答えたAの名前が耳に入った生徒数人がその名に反応をした。
ここにいるはずのない少女を思い浮かべて。
「A、汝の魂の形は…わからぬ。わからぬが汝には膨大な魔力がありどの寮でもやっていけるだろう」
鏡の言葉にざわめきが広がる。
そこに学園長が新入生と一匹の魔物を連れて帰ってきた。
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kumaMaco(プロフ) - ここ様初めまして！最近ここ様の作品に出会い、Re startをはじめRe〜以外の作品にも夢中になって拝見しておりました。素敵な作品に出会えて幸せです。有難うございます…！もし宜しければなのですがR作品の方のパスを教えて頂くことは可能でしょうか宜しくお願い致しま (12月16日 11時) (
レス) id: 39ab5c799a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - おむはる。さん» おむはる。さん、はじめまして^_^お返事が遅くなってしまい申し訳ございません…！メッセージにパスワードを送らせていただきました。ご確認よろしくお願いいたします(*´꒳`*) (12月13日 17時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
おむはる。(プロフ) - ここ様、初めまして！以前からこの作品楽しく拝見しておりました！もし宜しければR18作品のパスワードを教えていただきたいのですが可能でしょうか...？どうかご検討のほどよろしくお願い致します！ (12月7日 19時) (レス) id: 113ac8c6ad (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ?さん» はじめまして！作品を読んでくださいましてありがとうございます！パスワードをメッセージにお送りさせていただきました。お時間あります際にご確認よろしくお願いいたします^_^ (9月22日 20時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ここ様、はじめまして！この作品が面白くて一気読みしました。r18作品のパスワードを教えていただきたいのですが可能でしょうか？ (9月16日 14時) (レス) id: 4f222d9579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年8月27日 12時
