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『髪良し、服良し、見た目良し……』
右京さんからのお誘いに、慌てて支度をした私は姿見の前で、新しく買った服が似合うかひと回転していた。
急な話だし、どこの美術展か何も知らされてないから、暑すぎず寒すぎずな格好を考えた結果、新しく友達と買いに行った服に落ち着いたんだけど……
『ちょっと……子供っぽいかな…』
淡いピンク色で、控えめなレースが入ったワンピースなんだけど、見た目的に幼く感じてしょうがない。
こんな時、尊さんがいたらアドバイスくれるんだろうなぁ……。
せめて、髪とメイクだけでも幼く見えないように整えて、姿見から離れることにする。
持っていくカバンに、必要なものを詰めていけば、机に置いたスマホが鳴った。
『もしもし』
〈僕です。今、マンションの前に着きました〉
『あ！私も、支度が整いました。5分程で、下に降りること出来ますよ』
〈そうですか
……あぁ、そうでした。美術展の場所は、山の近くです。夜になると冷えると思いますから、何か羽織るものがあるといいと思いますよ〉
『えっ、そうなんですか？……分かりました、何か持っていきます』
では、待っています。
それだけ告げてきれたスマホを、カバンに入れるとクローゼットから、薄めのカーディガンを引っ張る。
たま〜にだけど、右京さんって肝心なことは後から言ったりするから、ちょっと困るんだよなぁ……まぁ、それもあの人らしいから、全然いいんだけど。
全ての支度が整って、諸々の確認をすれば鍵を閉めてエレベーターに乗り込む。
すると、1階で法務省帰りの冠……亘さんと目が合った。
「あれ？A、どっか行くの」
『亘さん、ええ、まぁ。
それよりも、法務省からの戻りですか？』
「そうそう。ひと仕事終えてきたとこ。
でもそうか…出かける……」
『何か、あった？』
スーツ姿だけど、少し着崩れしてる辺りがかっこいい。
かっこよすぎて、直視できないから視線をさ迷わせながら、自分の郵便ポストに飛び出ている封書を手に取る。
昨日まで、厄介な事件追ってたから、疲れてポストの確認もしてなかったんだよなぁ……げっ、払込書。
「……もしかして、外に止まってる車の持ち主と？」
『え？……あ、うん、そう。美術展に誘われてね』
「ふーん……美術展、ねぇ」
そう言って、上から下まで見てくるから、何？って振り向こうとした時、優しく頭を撫でてきた。
「行ってら」
『い、行ってきます……？』
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㊙ - 更新されてないけど大丈夫ですか？楽しみにしてます (2022年7月31日 9時) (
レス) id: 6713e19a53 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 薫さんが戻って来たときの話をお願いします (2022年7月12日 13時) (レス) id: 674b34db47 (このIDを非表示/違反報告)
AΩ ?: ???????????????(プロフ) - 短編更新お疲れ様です😆🎵🎵 良かったです❤ (2022年6月25日 8時) (レス) @page31 id: 6bf6ff9524 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 更新ありがとうございます！相棒21 薫ちゃん帰って来ますね！❤ (2022年6月23日 19時) (レス) id: c46bde8163 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 長編の方が亀更新って短編も亀更新ですね (2022年5月28日 11時) (レス) id: d17a6483f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2022年3月9日 23時
