° あの4人 - No side - ページ9
気が付いたらクリスマスになり、朝からパーティーに向けてソワソワしていた生徒たちは、夜になるとより一層ソワソワし始める。
あの4人も、いつもとは違うソワソワを感じていた。
親がふくろう便で送ってきた、ドレスローブを纏いそれぞれのパートナーが来るのを待っている。
玄関ホールに続々と集まる、色鮮やかなドレスやローブに着替え、いつもより何倍ものおしゃれをしている生徒を眺めながら。
「にしても、驚いたなぁ……ジェームズ、君はてっきりリリーを誘うのかと思った」
「まぁ、たまにはいいかなって」
「珍しい。最近も、息をするようにリリーばっかりだったのに。どういう心の変化だ？」
「リーマスが使った手を使おうと思って」
「やめとけよ、周りくどい事してるとリリーに見破られて飽きられるぞ。」
「え、じゃあリリーは誰と行くの？」
「ビクターだ。ダームストラングの」
「嘘、ほんとに？」
「フリージアが言ってたから確かだね。」
「そう言えば、嘆きのマートルが “ 割かしイケメンな坊ちゃん ” って言ってたって、Aが話してたよ」
「あれが？？マートルは気が確かか？？」
「落ち着けよ、プロングス。
……じゃあ、代表で踊る3組の半分は俺たちの友人ってわけだ」
「半分じゃなくて4人だろ、僕知ってるんだからな。シリウス、君がリンダにパートナーに誘われたの」
「 “ 知ってる ” じゃなくて “ 知っていた ” でしょ、ジェームズ」
「まぁそうとも言うな」
「あー、アレか………振った」
「振った？？そこそこフランス人にしては、可愛いと思うけど」
「ペルシュだろ。なんか、しっくり来なかったから、エミリア誘った」
「エミリア？！レイブンクローのエミリア・リー？！」
「誰でもよかったからな。ちょうど付き合ってたし」
「そんな理由で……」
「けど、ジェームズもシリウスも、色んな女子から声掛けられてたじゃないか」
「それはリーマス、お前もだろ。ピーターも声掛けられてたし」
「ぼ、僕は、君たちと一緒にいるからって理由だと思うけど」
「でも、今日はずっとお前を見てたって奴と行くんだろ？」
「うん……そ、それより、リーマスは？どうなんだよ」
「僕はA一筋だし。それに、キツめの香水とか、惚れ薬を仕込んでくる人とは行きたくないからね。そうしたら、行かない方がマシ。」
「そんな事だろうとは思った。…まぁ、この話はお終いにして、ほらリーマス、来たぞ」
° ドレス→←° 聞いてくれない - Peter side -
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名無し84755号(プロフ) - 初めまして！作品とても面白いです‼︎続きが読みたいのでパスワード教えてもらえないでしょうか？お願いします！ (5月23日 8時) (
レス) id: 46deb2646d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます！！ (2023年1月9日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たみー(プロフ) - はじめまして！本作品はとても面白く、続きが気になるのでパスワードを教えて頂きたいと思っています！よろしくお願いいたします！ (2022年5月21日 14時) (レス) id: cc612285a5 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただいております！全部とても面白かったです！早速で申し訳ないのですがパスワードを教えていただきたいです！ (2022年3月28日 2時) (レス) @page50 id: 866c28599b (このIDを非表示/違反報告)
ルマ(プロフ) - はじめまして。小説読ませていただいております。とても面白かったです！この続きも読みたいのですが、パスワードを教えてもらうことは可能でしょうか 。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: d200f97561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2020年11月29日 0時
