° 第3の課題 ページ41
「ねぇ、ティナ？本当に大丈夫なのかしら……」
クィディッチ競技場にそびえ立つ、木で出来た壁を不安そうに見るマリエッタに、足を組み頬杖を着くティナが彼女の手を握った。
「大丈夫よ。ニュートもAにとっては楽勝だって、珍しく自信満々に言ってたから。それに……」
「マリエッタさん！こんばんは」
「あら、リーマス。それにジェームズ達も。」
「マリエッタ、誰？」
「Aのお友達よ。ちなみに、この子……リーマスは彼氏なの」
「あの子にも彼氏が……初めまして、ティナよ。ティナ・スキャマンダー。」
見定めるように、じっくりとリーマスを見るとニコリともせず名乗るティナに、彼も同じように挨拶をする。(この時ジェームズは、火花が二人の間で散っているように見えたと話していた。)
バラバラと観客席が埋まると、いよいよ試合が始まるのかサリーが喉に杖先を当てて出てきた。
「紳士淑女の皆さん！第3の課題、そして、三大魔法学校対抗試合最後の課題がまもなく始まります！
現在の得点状況をもう一度お知らせしましょう！
1位、85点でビクター・キング、ダームストラング専門学校！」
スリザリン生と、ダームストラングから大歓声が響く。ビクターも誇らしげに拳をあげていた。
「続きまして、2位、80点でA・グランドューレ、ホグワーツ魔法魔術学校！」
Aの名前が紹介されると、ハッフルパフ、グリフィンドールの生徒たちが歓声をあげる。
もちろん、リーマスも彼女の名前を呼んでは手を振り、Aも恥ずかしそうに、でも期待に応えようと言う気持ちなのか、彼らに手を振る。
「3位、70点、リンダ・ペルシュ、ボーバトン・アカデミー！」
ボーバトン生とレイブンクローが歓声を送る中、リンダはしきりにAとビクターの事を交互に見ていた。
「では、早速第3の課題に入りたいと思います。最初は、ビクター！ホイッスルが鳴ったら入るように」
そう促され、ビクターはひと1人分が通れる道の前に立つ。
杖を握りしめて、真っ直ぐに見つめる彼の姿に、思わずAが目を見開く。
準備出来たことを確認し、3つ数えたあとホイッスルを鳴らせば、ビクターが中へと入っていき見えなくなると、Aの名前が呼ばれた。
「A、頑張って。ここで待っているよ」
持ち場を離れ、ニュートが最後に声をかけると、ホイッスルが鳴る。
Aは1度頷くと、暗い森の中を入っていった。
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名無し84755号(プロフ) - 初めまして！作品とても面白いです‼︎続きが読みたいのでパスワード教えてもらえないでしょうか？お願いします！ (5月23日 8時) (
レス) id: 46deb2646d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます！！ (2023年1月9日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たみー(プロフ) - はじめまして！本作品はとても面白く、続きが気になるのでパスワードを教えて頂きたいと思っています！よろしくお願いいたします！ (2022年5月21日 14時) (レス) id: cc612285a5 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただいております！全部とても面白かったです！早速で申し訳ないのですがパスワードを教えていただきたいです！ (2022年3月28日 2時) (レス) @page50 id: 866c28599b (このIDを非表示/違反報告)
ルマ(プロフ) - はじめまして。小説読ませていただいております。とても面白かったです！この続きも読みたいのですが、パスワードを教えてもらうことは可能でしょうか 。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: d200f97561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2020年11月29日 0時
