° おじさんのトランク ページ31
『ニュートおじさん！！』
「A、久しぶりだね。元気だった？」
『元気！まぁ、少しだけ体調が悪かった時もあったけど……でも、今はピンピンしてるよ』
「それは良かった……ダンブルドアに許可を貰ったから、僕のトランクにおいで。みんなも君に会いたがってるよ」
『え！連れてきてくれたの？？ティナも一緒？』
「あー、彼女は家にいる。夏休みにでも会いに来てって」
『そう……』
おじさんに用意されたテントまで行くと、先にどうぞ……なんて配慮もなく、トランクの中にどんどん入っていくから、相変わらずだなぁ……なんて思いつつ後を着いていく。
『……だいぶ……数が減ったね』
「あぁ……そう見える？」
『うん……ねぇ、ニフラーの事授業でやった話したっけ』
「いや……聞いてないな……ニフラーとどんなことしたの？」
動物たちに、優しい……ティナに向けるのとは、また違った眼差しを向けてるおじさんを見ながら、私の背中によじ登って首に顔を擦ってくるデミガイズを撫でる。
『レプラコーン金貨を土の中に埋めて、誰のニフラーが1番多く金貨を持ってこれたかの競走よ！これが、すごく白熱したの。
…あんな感じで、どのニフラーもお腹いっぱいに金貨を詰めるものだから、最高だったわ』
ニフラーの巣穴を見つめながら話すと、おじさんは楽しそうに笑みを浮かべて頷く。
『……それ、マートラップのご飯？』
「そう。少しだけ……ほんの少し、奮発したんだ……」
『あら、またティナに怒られちゃうよ？餌代にお金をあまりかけないで！って』
「大丈夫、少しだけだから……バレないよ。印税もあるし……それに、Aは言わないからね」
『もう……じゃあ、ティナに内緒にしてあげるから、私がご飯あげてもいい？』
「いいよ……きっと、君からご飯を貰いたがってるだろうからね」
そう言って、甲殻類が入ったバケツを渡してくるから、マートラップに食べさせる。
おじさんは、反対向きで椅子に座って背もたれの所に腕を置き私とマートラップの姿を眺めてる。
ご飯をあげ終えて、未だに私から離れてくれないデミガイズと共に、椅子に座るとおじさんが私との間にいるその子を撫でた後、私の頭も撫でてくれる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し84755号(プロフ) - 初めまして！作品とても面白いです‼︎続きが読みたいのでパスワード教えてもらえないでしょうか？お願いします！ (5月23日 8時) (
レス) id: 46deb2646d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます！！ (2023年1月9日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たみー(プロフ) - はじめまして！本作品はとても面白く、続きが気になるのでパスワードを教えて頂きたいと思っています！よろしくお願いいたします！ (2022年5月21日 14時) (レス) id: cc612285a5 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただいております！全部とても面白かったです！早速で申し訳ないのですがパスワードを教えていただきたいです！ (2022年3月28日 2時) (レス) @page50 id: 866c28599b (このIDを非表示/違反報告)
ルマ(プロフ) - はじめまして。小説読ませていただいております。とても面白かったです！この続きも読みたいのですが、パスワードを教えてもらうことは可能でしょうか 。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: d200f97561 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2020年11月29日 0時
