° 迷路 - You side - ページ30
個人面接が終わって、しばらく日数が経ち遂に第3の課題の内容が発表すると、夜の8時半に代表選手とそれぞれの学校の校長先生と連れられて、クィディッチ競技場へと向かう。
着いた所で、私が知っている競技場がなくて、その代わりに長い低い壁を張り巡らしたかのように、木が生い茂っていた。……これ見たら、ジェームズはなんて言うんだろ。
「やぁ！来たね、代表選手のみんな！いやぁ、5月だと言うのに少し肌寒いねぇ」
「さーいごの課題はなーんなのでーすかー？」
寒いから早く帰りたい、と言わんばかりの声のトーンで促すリンダ。サリーはどうやら彼女の事が苦手みたいで、怒らせる前に慌てて口を開いた。
「よく育っているだろう？あと1ヶ月もすれば、完璧な高さにしてくれる。……あぁ、ホグワーツ生には心配してもらわなくても、この壁は課題が終わり次第元の競技場に戻すからね」
「そんな事はどうでもいい。さっさと課題内容を発表すべきでは？ディクソン」
「あー、そうね、はいはい、今言いますよパーラー。
見てわかる通り……第3の課題は、迷路。しかも実に簡単。迷路の中心……真ん中に三校対抗優勝杯が置かれる！優勝杯に最初に触れた選手が優勝だよ」
『……でも、迷路を早く抜けるだけなんて事、ないですよね』
「もちろん！障害物を用意するよ。ハグリッドに任せようと思ったんだが……ちょうどいい人がいてね……スキャマンダーくん！……そう……もっと前に出ていいのに……」
サリーに名前を呼ばれて、思わず私は息を飲む。
彼女の横に、かなり遠慮気味に立っていた大好きなおじさんは、相変わらず少し猫背。
「彼が様々な魔法生物を置いてくれる。その他に、色々な呪いを破らなきゃいけない。
進む順番は、最初にキング。次にグランドューレ。最後にペルシュ。最終的には、順番通りにいかないものだよ。早い者勝ちって感じだね。」
さぁ、質問がなければ城に戻ろう！気分朗らかに、私たちの顔を見てビクターとその校長の間を通っていくサリー。
端から質問をさせる気がないだの、サリーが嫌いだの、ブツブツと自分の校長先生に文句を言ってリンダが去っていく。
私も城に戻ろうと背を向けた時、後ろから抱きつかれた。
「A……行っちゃうのかい？」
頭上から、リーマスとはまた違った優しい声が聞こえて、思わず顔を緩めてそのまま彼の胸に顔を埋めた。
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名無し84755号(プロフ) - 初めまして！作品とても面白いです‼︎続きが読みたいのでパスワード教えてもらえないでしょうか？お願いします！ (5月23日 8時) (
レス) id: 46deb2646d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます！！ (2023年1月9日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たみー(プロフ) - はじめまして！本作品はとても面白く、続きが気になるのでパスワードを教えて頂きたいと思っています！よろしくお願いいたします！ (2022年5月21日 14時) (レス) id: cc612285a5 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただいております！全部とても面白かったです！早速で申し訳ないのですがパスワードを教えていただきたいです！ (2022年3月28日 2時) (レス) @page50 id: 866c28599b (このIDを非表示/違反報告)
ルマ(プロフ) - はじめまして。小説読ませていただいております。とても面白かったです！この続きも読みたいのですが、パスワードを教えてもらうことは可能でしょうか 。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: d200f97561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2020年11月29日 0時
