° お騒がせ ページ27
ぼちぼちと5年生が、寮監によって行われる個人面接を終え、落胆する者、歓喜で舞い上がる者が見えるようになった頃、Aの周りの人達も続々と終えていっていた。
ある日の夕食時には、リリー、ピーター、リーマス、シリウスがまとめて個人面接された日で、シリウスに至ってはチキンを両手に持って文句をタラタラとピーターにぶつけていた。
『リーマス、貴方はなんて言われたの？』
「魔法薬学以外、優秀な成績なのに闇祓いにならないのが勿体ないって言われたよ。だから言ったんだ。
なりたくてもなれないんですよ、マクゴナガル先生
ってね」
『リーマス……』
「だってそうだろう？僕だって闇祓いになれるもんなら、なってるさ。君のことを守りたいからね。でも障害を抱えてちゃ諦めるしかない。そんな事分かりきってることなんだ」
肩を竦めて言ったリーマスに、何も言えなくなりAは、無言でチョコレートムースを差し出すと小さく笑みを浮かべて、ありがとうを言った。
そして、ジェームズとA、クィリナスの面接日当日。
1限目の途中から、クィリナスが居なくなり昼食前にジェームズが居なくなっていく中、Aは呑気にパスタを胃に入れていた。……いや、正しくは何を言われるのかという緊張から、今にも吐きそうな身体に無理矢理詰め込んでいた。
『こんな緊張、初めてクィディッチの試合に出る日以来よ』
「どうして君が緊張するんだい？だって、5年生の中で誰よりもトップの成績を持ってるじゃないか」
面接が終わり、少し疲れたように戻ってきたジェームズが、オレンジジュースを飲みながら聞けば、不安そうに呟く。
『でも……2年生の時、授業をかなり休んでしまったし……成績よりも日常生活が……』
「そんなの、Aの場合は仕方ないことだから、マクゴナガル先生も大目に見てくれると思うよ」
『そうだといいんだけど……』
ジェームズたちの言うとおり、Aは全くの心配をしなくても済むことになる。
『失礼します、マクゴナガル先生。グランドューレです』
古代ルーン文字学を抜け出し、寮監であるマクゴナガルの部屋へ行きノックすれば、中から入るようにという声が聞こえ、ゆっくりと扉を開くと、眼鏡をかけて机の上に散らばった資料らしきものをかき集めていた。
『あの……どうされたんです？』
「先程スキャマンダーが……彼のお騒がせ二フラーが抜け出してこの有様です、全く……まぁいいでしょう……おかけなさい。」
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名無し84755号(プロフ) - 初めまして！作品とても面白いです‼︎続きが読みたいのでパスワード教えてもらえないでしょうか？お願いします！ (5月23日 8時) (
レス) id: 46deb2646d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます！！ (2023年1月9日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たみー(プロフ) - はじめまして！本作品はとても面白く、続きが気になるのでパスワードを教えて頂きたいと思っています！よろしくお願いいたします！ (2022年5月21日 14時) (レス) id: cc612285a5 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただいております！全部とても面白かったです！早速で申し訳ないのですがパスワードを教えていただきたいです！ (2022年3月28日 2時) (レス) @page50 id: 866c28599b (このIDを非表示/違反報告)
ルマ(プロフ) - はじめまして。小説読ませていただいております。とても面白かったです！この続きも読みたいのですが、パスワードを教えてもらうことは可能でしょうか 。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: d200f97561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2020年11月29日 0時
