° 疑い - You side - ページ20
図書室で関連の参考書を借りると、一旦寮に戻りまた談話室を出る。
実は、風邪をこじらせた上に、長時間アニメーガスになった事で興奮しているだろう、という事で、マダム・ポンフリーの元に向かっていた。
マクゴナガル先生から、夜間に出歩く許可証を貰っていたから、医務室に行く途中……背後に誰かいる気配を感じる。
『……だぁれ？』
「…こんな夜更けに出歩くとは……いいご身分だな」
『セブルス……どうして……』
「今回の第2の課題で鰭が付いてるのを見たんだ……スラグホーンの部屋からえらこんぶを盗んだな」
『えらこんぶなんて……盗んでないわ。そもそも、鍵がかかってる部屋に、どうしたら入れるのよ』
「お前は、ポッターとブラックと仲がいいから、あいつらに頼めばなんでもやってくれるだろ」
『馬鹿言わないでよ……私一人の力でやり遂げたの。あの人たちは何も関わってない』
「怪しいな。どうせ、マクゴナガルにそれがバレて、今から罰則にでも行くんだろう」
『行かないわよ！ねぇ、今私、凄く体調が悪いの。医務室に行かせてちょうだい』
あらぬ疑いをかけられて、医務室に通せんぼして立つセブルスに、体調の悪さとアニメーガスになった事での興奮とが混ざり、少し冷たく当たればローブから杖を出した。
「前から思ってたんだ。決闘ではなく、今ここで、お前の正体を暴いてやる」
『だから………何を暴くの……ねぇ、ほんとに、私、貴方を傷付けたくないの。リリーが悲しむ……』
「うるさい！そんなの関係ない！」
『そんなのって………何があったのよ……』
「お前の秘密を知ってるんだ！！お前は、違法なアニメーガスだ！だから、長い時間何しなくても水中に入れたんだ」
『違法なアニメーガスだったら、貴方に何になるの？？魔法省にでも報告する？校長先生に？言っておくけど、校長先生はもう既にご存知よ……』
「違法なアニメーガスだったら？そんなの、お前をルーピン共々学校から追い出す」
『……どうしてリーマスが出てくるの？』
「そんなの今関係ない！」
何か意味ありげな笑みを浮かべる彼。なんで、リーマス？もしかして……バレてる？……セブルスめ、閉心術使ってるな……
そんな事考えてると、何かに触発されたのか目の前がぐわんぐわんして来て、すぐにアニメーガスになる瞬間だと悟り、後ろに下がった。
「逃げ……」
『お願い、来ないで………お願いよ、セブルス』
そして私の意識はそこで途切れた。
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名無し84755号(プロフ) - 初めまして！作品とても面白いです‼︎続きが読みたいのでパスワード教えてもらえないでしょうか？お願いします！ (5月23日 8時) (
レス) id: 46deb2646d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます！！ (2023年1月9日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たみー(プロフ) - はじめまして！本作品はとても面白く、続きが気になるのでパスワードを教えて頂きたいと思っています！よろしくお願いいたします！ (2022年5月21日 14時) (レス) id: cc612285a5 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - はじめまして！小説読ませていただいております！全部とても面白かったです！早速で申し訳ないのですがパスワードを教えていただきたいです！ (2022年3月28日 2時) (レス) @page50 id: 866c28599b (このIDを非表示/違反報告)
ルマ(プロフ) - はじめまして。小説読ませていただいております。とても面白かったです！この続きも読みたいのですが、パスワードを教えてもらうことは可能でしょうか 。 (2022年1月26日 23時) (レス) id: d200f97561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2020年11月29日 0時
