° 友達 ページ12
「君、もしかしてショーン・リーの息子さんかい？」
「ショーンは僕の祖父ですが……あなたは、もしかしてチャールズさん？」
「え、父と知り合いなんですか？」
「僕の家で、祖父が働いている闇祓いの人達が集まるパーティーをしているんだ。写真が飾ってあってね……
よく話を聞きますよ。祖父がいつも、チャールズさんはとても優秀な闇祓いだと。お会いできて光栄です」
「いやいや、私こそ君に出会えて光栄だよ。闇祓いになるのだろう？」
Aから離れ、チャールズと握手をするネイサン。彼女はと言うと、リーマスの横に行き呆然とそれを眺めていた。
「ええ、予定ですが……」
「応援しているよ、君はとても優秀だと聞いているからね。リー君と仕事が出来る日が楽しみだ」
「ありがとうございます、頑張ります。」
そんな会話をしていると、今度はマリエッタとビジーが彼に声をかけた。
「ネイサン、覚えているかしら……」
「……っええ、マリエッタさんとビジー君ですよね。君、こんなに大きくなったのかい？」
「え、先輩、母と弟とも知り合い……」
「いや、ビジー君はまだ産まれたばかりの頃に1度だけだよ。僕の母親とマリエッタさんは同じ大学出身らしくてね」
「そうよ、ネイサンが産まれた時は私もお祝いをしに行ったし、Aとビジーが産まれた時はサラが来てくれてね？」
「……驚いた」
「マリエッタさん、お元気そうでよかったです。」
「ええ、あなたも。……サラの具合はどう？」
「最近は天気もいいですから、元気です。ありがとうございます。
じゃあ、僕そろそろお暇します。」
「あら、もう少しゆっくりして行けばいいのに」
「いえ、Aの友人も来ているようですし、邪魔はしたくありませんから。
ビジー君、来年ホグワーツで会おう」
「うん！ありがとう、リー！」
ビジーの頭に手をポンッと置くと、様子を伺っていたシュリに連れられて居間を出ていく。
「…私、彼の家まで送ってくる」
「ええ、そうしてあげて。…あぁ、じゃあ、ついでにこれも…」
コートとマフラーを身に付け、ネイサンの後を追うAと、キッチンに慌てて向かったマリエッタを他所に、リーマスはソファに座るとチャールズが目頭を抑え疲れたように息を吐いた。
° 告白 - Nathan side-→←° 5年生 ビーター - No side -
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瀬尾早くれな - 初めまして。過去編を途中までと、アズカバンを途中まで、楽しみながら読ませて頂いています。そこで新作のパスワードをお教え頂けないか、と思うのです。続きが気になって、しょうがないのです。更新、楽しみにしております。頑張ってください！ (2020年11月8日 20時) (
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作者名：どこかのムスメ x他1人 | 作成日時：2019年10月6日 11時
