° 5年生 ビーター - No side - ページ11
「A！このオーナメントをそこに着けてくれる？」
「はーい」
「ビジー、靴下を置こうか。」
「うん！！お兄ちゃんもやろー！」
「リーマスくんを使わない！」
「いえ、僕も手伝います。というか、手伝わせてください」
「ごめんなさいね、リーマス。飾り付けを手伝ってもらっちゃって」
「そんな……気にしないで。」
「ビジーの代わりに、アドベントカレンダーにあるチョコレート、食べていいからね！」
「お姉ちゃん！！」
「ビジー、大丈夫。食べないよ」
クリスマスが迫り、ラーシェ家は家族総出でクリスマスを迎える支度をしていた。
Aとマリエッタはクリスマスツリーの飾り付け、ビジーとリーマス、チャールズは靴下の準備や外の飾り付け。屋敷しもべのシュリは外の飾り付け。
リーマスが、アドベントカレンダーをめくった時外にいたはずのシュリがリビングに入ってきた。
「お嬢様！」
「シュリ、どうかした？」
「お嬢様にお客様でございますデス！」
「お客さん？」
特に思い当たらないのか、ブツブツと言う彼女を他所に、マリエッタが通すように言えばシュリが一回消えすぐに訪問客を連れてやってきた。
Aはやってきた人物を見るなり、目を大きく見開く。リーマスはというと、突然現れたその人に怪訝そうな顔を向けた。
「リー先輩！」
「やぁ、A」
「ど、どうして急に？家に来るのは、クリスマスの日でしたよね？」
オーナメントを置き、傍に寄ってそんなことを言えば、手に持っていた紙袋を彼女に渡した。
「クリスマスの日、家族と親戚でパーティーをすることになってしまってね。行けなくなってしまったんだ。だから、お詫びの品と僕からクリスマスプレゼントを持ってきたんだ」
「そんなわざわざ……ありがとうございます、先輩。」
「いいや、色々準備もしていたと思うし申し訳なくて。
ところで、挨拶をした方がいいかな。」
彼が一体誰なのか、分からずじまいで2人のやり取りを後ろから見守る家族に、慌ててたら紹介を始めた。
「彼は、同じグリフィンドールの5年生 ネイサン・リー。クィディッチでビーターを務めているの。で、ここから近い距離が住んでるのよ？」
そこまで説明すれば、チャールズが思い出したように声を上げた。それと同時にマリエッタとビジーも驚いた顔に。
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瀬尾早くれな - 初めまして。過去編を途中までと、アズカバンを途中まで、楽しみながら読ませて頂いています。そこで新作のパスワードをお教え頂けないか、と思うのです。続きが気になって、しょうがないのです。更新、楽しみにしております。頑張ってください！ (2020年11月8日 20時) (
レス) id: 222f789a86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ x他1人 | 作成日時：2019年10月6日 11時
