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“他の病院と医療提携?”
“お兄ちゃんから、人質事件のことを聞いて思ったんです。
警察と消防と協力できるなら、周辺の病院とも連携が取れるんじゃないかって!”
“涼香ちゃん、また大きく出たね?”
“夢は大きく持たなきゃ。
それに、私思うんです。命を救ってくれる人が、MERだけじゃなくて、もっと増えたら、”
これから先なにか起きるかもしれない時に、協力してたくさんの命を救うことが出来るかも。
いつかの日に、涼香ちゃんが描いていたタラレバを、その時は軽く聞き流していた程度だった。
喜多見チーフが居れば、MERに敵無し！って思っていたし。
……でも、彼女を亡くしてからチーフは弱音を吐いてばかり。あの人は何も悪くないのに。
『お願いしますっ……どうか、MERに力を……私たちと一緒に、命を救って頂けませんか』
彼女の想像が、このタイミングで現実になりそうだなんて、あの時の私に教えてあげたい。
戦意喪失したチーフが戻るまでの間、MERを助けてくれる病院を迎え入れるため、毎日通っていた。
でも、経済省の爆破事件の後、椿はもっと大きな事をしてくるかもしれない、そう読んだ私は翌日からだるい身体を叩き起し、ひたすら救命の部長さんと院長先生に頭を下げた。
履きなれてないヒールで駆け回り、靴擦れの痛さに耐えながら、何とか2つの病院を説得して数人を派遣してくれるように。
ただ、最後の病院は自分の所属していた海浜病院の御子柴先生。
腕を組んで、眉を寄せる姿は、生きる般若って感じ。
「……駒場、何故そこまでする。」
『MERと、喜多見チーフのためです。
私たちには、喜多見チーフが必要です。現に、今、MERのみんなは、少数人数で爆破事件で負傷した人たちを診ています。
みんな、喜多見チーフの事を見て、命懸けで目の前の命を救おうと必死なんです。
私たち医師は、患者を助けることが大事なんじゃないか、って思うんです。』
「MERが勝手に首を突っ込んでるだけだろ。」
『……御子柴さんが言うことに、間違いは無いです。
MERは首を突っ込んで、無茶をしたりします。でも、それで負傷者を今まで助けられなかったことはありますか？
涼香ちゃんは……救えなかったかもしれない。でも、御子柴さんだって、凄く悔やんでいたじゃないですか。』
涼香ちゃんが亡くなったと伝えた時、ボランティア活動を見守っていたこの人が、悔やんでいるのを見たことがあったから……
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マナ - タイトル(題名)とかすごいのですが…どうやって書いていらっしゃいますか？ (2021年9月18日 21時) (
レス) id: 223f5e45fc (このIDを非表示/違反報告)
空うさぎ(プロフ) - マナさん» 小説を読んでいる時に右端にあるヘルプという所を押すと書き方が書いていますし、小説の書き方を載せている方も居るので検索してみてください。 (2021年9月14日 22時) (レス) id: a700536b31 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 音羽先生大好きです！更新楽しみにしています！最高です！ (2021年9月14日 15時) (レス) id: e16d10e994 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 空うさぎさん» えっと……？ (2021年9月14日 13時) (レス) id: a03c89d697 (このIDを非表示/違反報告)
空うさぎ - マナさん» あの…書き方についてはヘルプの所に書いてあると思います…！ (2021年9月14日 11時) (レス) id: a700536b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2021年9月4日 18時
