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その後、冠城が2人に内緒で何を調べているか、早田から聞くと、杉下が言った。
杉「ちなみに冠城くん、君を襲った彼らが言っていた、手帳というのは」
亘「はい……千原の手帳です。」
そう言って、スーツの中から出した黒い手帳を杉下に見せた。
麻「最後にあった日、父が忘れていったんです。」
「じゃあ、あのヘルメットの2人組は、これを狙ってた……」
すると、Aの言葉に、冠城がうなずいた。
亘「唯一の手がかりです。この手帳には、取材のメモと思われる、言葉や数字が記してあります。まあ、意味は読み取れませんが」
杉「ちょっとよろしいですか？」
手帳を杉下に渡すと、興味深くその手帳を見始めた。
Aも、手帳を眺めるとふふっと笑った。
「千原さん、大分、頭を使って書いたんですね」
亘「この意味がなにか分かったの？」
「えぇ、まぁ……大学の頃に、友達と趣味でこういったもので手紙のやりとりしてましたから。……あ、でも、確信はないので教えませんが」
そう言いながら、人差し指を唇の真ん中に当てると、冠城は少しときめいたのか呆然としたが、すぐにニヤっと笑った。
そんな事をしているうちに、杉下がその手帳を自分のポケットに入れようとした為、慌てて冠城が止めようとしたが…
杉「この手帳は、僕とAさんが交代で持っておくのが1番いいでしょう」
亘「どうしてですか」
杉「早田さんは、否が応でも埼玉県警の人間と接触する機会が多い。
かと言って、麻衣さんを危険に晒すわけにも行きませんからねぇ〜」
亘「だから、僕が持ってるんでしょう？」
杉「あなた、弱いですからね。心許ない。僕とAさんが適任です。」
亘「いやいやいや、Aちゃんも危険でしょう？！」
「冠城さん、前に言いましたよね？私、空手の黒帯持ってるって。冠城さんよりは、弱くありませんから」
亘「いや…だけど、僕だって、本気で……わかりましたよ」
冠城が反抗しようとするも、杉下の圧によって最終的に折れた。
杉「ところて、先程から気になっていたのですが、木軸の万年筆で、そのサイズは珍しいですねぇ」
亘「それ、今、関係ありますか〜？」
杉「万年筆には目がないもので……ちょっとよろしいですか？」
杉下が万年筆に気になりだした所で、Aは千原の娘である麻衣に話しかけた。
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み - おはようございます！相棒の夢小説貴重で楽しく読ませて貰ってます 日下部さんや大河内さん芹沢くんが好きなので絡ませて欲しいしなぁ (2022年4月13日 6時) (
レス) id: 2d5aeb494c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 更新はやくぅ (2022年2月13日 20時) (レス) @page23 id: 3604e47afb (このIDを非表示/違反報告)
弥 - あああ、キュンキュンします。更新楽しみにしてます、。 (2019年10月7日 1時) (レス) id: ebd4aa5f74 (このIDを非表示/違反報告)
Ｌ - 更新希望しています！ (2019年4月6日 18時) (レス) id: 2c50a61ae9 (このIDを非表示/違反報告)
シエテ - 更新希望しています！ (2019年2月27日 15時) (レス) id: 5663057f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2018年3月27日 19時
