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杉「大河内さんからの話だと、どうやら冠城くん、より高度なアクセス権を要求してきたそうです。」
「へぇ……それはまたなんで?」
杉「さぁ、僕には全く。埼玉県警の情報が欲しいとか」
「埼玉県警?また、珍しいところですね」
杉「そうなんですよ……
あっ、ところで、君、今からこの土を米沢さんの所に持って行ってくれませんかねぇ〜」
「いいですよ?…でも、なんで、こんな土を?」
杉「ちょっと、気になりましてねぇ〜」
杉下言われ、鑑識課を訪れたAは、土を分析して貰った。
米「2つの土は成分が違いますな…全く違う場所の土です。」
「冠城さんは、靴についた土を、公園でついたものって言ったんですけど…
調べた結果、公園の土ではない……ってことは、冠城さんは右京さんに嘘をついたってことか…」
米「えっ?あれ、冠城さんのことについて調べてたんですか?」
「えぇ、右京さんに頼まれて…なにか不都合でも?」
米「いえ、その、やりすぎというか、杉下警部らしいと言うか…
杉下警部は、冠城さんが何か隠していると睨んでいるのですかな?」
「かもしれないですね」
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
その日の夜。
杉下とAは、冠城が何をしているのか確かめようと、彼のあとを付けていった。
「でも、こんな事していいんでしょうか……」
杉「不安ですか?」
「まぁ……不安っちゃあ、不安ですよ。」
杉「大丈夫ですよ。冠城くんは、これくらいじゃあなたの事は嫌いになったりしませんから」
「そういうものですかねぇ……」
杉「そういうものです。」
そう歩きながら話していると、トンネルのような所に入ろうとした時、2人組のヘルメットを付けた男が冠城を襲い始めた。
杉「なにをしてるんです!?」
杉下が2人組を追いかけると、Aは冠城の元に駆け寄った。
「大丈夫ですか?!冠城さん!」
亘「いてて……あぁ、Aちゃん…平気平気……」
「冠城……って、ちょっ…怪我してるじゃないですか!」
亘「これくらい平気だから」
「平気じゃありません!!ちょっと待ってくださいね、今、手当しますから……」
冠城の口の端が切れていることに気付くと、平気だと言っている彼を制して、治療を始めた。
「少し染みますよ…?」
亘「え?……あぁっ、いたっ…」
「ごめんなさい…でも、もう少し……はい、もう大丈夫です。
お腹、痛みます?」
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み - おはようございます!相棒の夢小説貴重で楽しく読ませて貰ってます 日下部さんや大河内さん芹沢くんが好きなので絡ませて欲しいしなぁ (2022年4月13日 6時) (レス) id: 2d5aeb494c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 更新はやくぅ (2022年2月13日 20時) (レス) @page23 id: 3604e47afb (このIDを非表示/違反報告)
弥 - あああ、キュンキュンします。更新楽しみにしてます、。 (2019年10月7日 1時) (レス) id: ebd4aa5f74 (このIDを非表示/違反報告)
L - 更新希望しています! (2019年4月6日 18時) (レス) id: 2c50a61ae9 (このIDを非表示/違反報告)
シエテ - 更新希望しています! (2019年2月27日 15時) (レス) id: 5663057f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どこかのムスメ | 作成日時:2018年3月27日 19時