＊（Season14 第2話完結） ページ23
「そ、そんなこと、言われても、これが、限界です！」
亘「そっかー……じゃあ、次は、敬語、外して」
「……敬語を外すのは、プライベートの時だけでも、いい？」
亘「普段も敬語じゃなくてもいいのに」
「それは、ダメです。私が、許せません。」
亘「仕事とプライベート、分けたい人か」
「……嫌い、ですか？」
亘「全然？むしろ、そっちの方が好きだ」
「……そう、ですか」
亘「あ、今、敬語使った」
「あ……」
冠城に指摘され、咄嗟に両手で口元を隠すも、おかしかったのか、お互い顔を見合わせて笑うと、一緒にソファに座るなり、冠城の手がAの髪の毛を掬った。
亘「俺さ、会った時から思ったんだけど、Aの髪の毛、サラサラだよな」
「そうかな？
………ていうか、今、」
亘「呼び捨てで呼んでみたけど、嫌だった？」
「ぜ、全然……嫌じゃない」
亘「それは良かった。
……ところで、あの大きい紙袋、どうしたの？」
「あぁ……ミルです。コーヒーミル。……まぁ、壊れてますけど」
亘「壊れてるのに？」
「秀太に直してもらう為に持って行ったんですけど、直せないって言われちゃって……」
亘「……秀太？」
「あ、私の幼馴染です。東海林秀太。」
亘「仲、いいんだ」
「まぁ、生まれた時からの付き合いだし……
……もしかして、嫉妬してる？」
亘「当たり前だろ。彼氏なんだから」
少し不貞腐れたように言った冠城に、Aはクスクス笑って、彼の空いた手を握った。
「今度、秀太に会わせてあげる。」
亘「いいの？」
「もちろん。」
亘「……そう言えばさ、前に俺の顔を見た途端、顔真っ赤にさせてたけど、なんかあったの？」
「……私、メガネ男子に、弱いの。」
亘「俺のメガネ姿？」
「あまりにも似合ってて……
探るために付けてたって、聞いた時はもう見れないんだって思ったぐらい」
照れながら話すAに、冠城は少し考えると口を開いた。
亘「二人きりの時、つけてあげるよ」
「……いいの？」
亘「減るもんじゃないし、むしろ、Aの照れてる姿が見れるなら、全然。」
「か、からかわないでよね……」
亘「ははっ……ごめんごめん。
そうだ。夕食、食べてく？」
「食べたい！……ていうか、料理作れるの？」
亘「作れるよ。何食いたい？」
「何でも。……強いて言うなら、亘さんの得意料理」
亘「わかった。ちょっと待ってろ」
Aは、そう言って台所に立つ冠城の姿を嬉しそうに眺めるのだった。
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み - おはようございます！相棒の夢小説貴重で楽しく読ませて貰ってます 日下部さんや大河内さん芹沢くんが好きなので絡ませて欲しいしなぁ (2022年4月13日 6時) (
レス) id: 2d5aeb494c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 更新はやくぅ (2022年2月13日 20時) (レス) @page23 id: 3604e47afb (このIDを非表示/違反報告)
弥 - あああ、キュンキュンします。更新楽しみにしてます、。 (2019年10月7日 1時) (レス) id: ebd4aa5f74 (このIDを非表示/違反報告)
Ｌ - 更新希望しています！ (2019年4月6日 18時) (レス) id: 2c50a61ae9 (このIDを非表示/違反報告)
シエテ - 更新希望しています！ (2019年2月27日 15時) (レス) id: 5663057f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのムスメ | 作成日時：2018年3月27日 19時
