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「被害者の身辺を洗うのは、捜査の基本ですよ」

亘「Aちゃん……と、」

尊「お久しぶりです、杉下さん」

杉「お久しぶりです。」

「少し麻衣さんのところに行ってたんですが、忘れ物に気付いて……
そんな時に、尊さんと、ばったり」

杉「そうでしたか」

尊「ところで……君、もしかして、法務省から出向中っていう……冠城亘くん?」

亘「……どうも、初めまして。冠城です」

尊「初めまして。神戸です、神戸尊。」

初対面の為、お互いが挨拶をするも、Aにはこの2人の間に、何かの光が見え少し後ろに下がった。
すると、杉下が彼女に近寄っては、紅茶のカップを置いた。

杉「それで、忘れ物にというのは?」

「あっ……そうでした。

……はい、右京さん」

杉「これは……アッサム・ゴールデンチップスではありませんか!」

尊「珍しい紅茶……でしたっけ?」

「そうなんですか?」

杉「えぇ。ゴールデンチップの茶葉は、銀色の産毛に覆われていてその芯芽を丁寧に摘み取り、その摘み取った芯芽に毎日紅茶をかけるんですよ。
そして、その行動を金色になるまで丹念に数日繰り返さなければならない……」

亘「なんだか、凄そうだ」

杉「Aさん、これは一体どこで?」

「秀太の仕入れているお店で、売られていたものらしいんですけど、あまりにも高くて誰も買ってくれないって……

それで、風味の期限もそろそろ出しってことで、無料でくれたらしくて……
でも、私、コーヒー派ってことで、右京さんに」

杉「どうもありがとう。秀太さんは、お元気ですか?」

「もちろん。

……あっ、じゃあ、私、そろそろ麻衣さんのお迎えに行かなきゃいけないので、失礼します。」

尊「じゃあ、僕も。

杉下さん、あえて良かったです。」

杉「僕もですよ」

尊「では。

……行こっか、Aちゃん」

紅茶の缶を渡したAは、神戸と一緒に駐車場へと向かった。


「まーいちゃん」

麻「Aちゃん……」

「バイト帰り?一緒に帰ろ」

神戸と別れたAは、バイクを家に置いてから、歩いて、千原の娘である麻衣のバイト先に。
着いて少し経った頃、制服姿の麻衣が現れ、一緒に帰ることに。

歩道橋の下を通っている最中、Aは背後にいる気配に気付き、小声で麻衣に言った。

「麻衣ちゃん。

後ろから誰か付けてきてる」

麻「え?」

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設定タグ:相棒 , 冠城亘 , 神戸尊   
作品ジャンル:恋愛
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- おはようございます!相棒の夢小説貴重で楽しく読ませて貰ってます 日下部さんや大河内さん芹沢くんが好きなので絡ませて欲しいしなぁ (2022年4月13日 6時) (レス) id: 2d5aeb494c (このIDを非表示/違反報告)
- 更新はやくぅ (2022年2月13日 20時) (レス) @page23 id: 3604e47afb (このIDを非表示/違反報告)
- あああ、キュンキュンします。更新楽しみにしてます、。 (2019年10月7日 1時) (レス) id: ebd4aa5f74 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新希望しています! (2019年4月6日 18時) (レス) id: 2c50a61ae9 (このIDを非表示/違反報告)
シエテ - 更新希望しています! (2019年2月27日 15時) (レス) id: 5663057f5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どこかのムスメ | 作成日時:2018年3月27日 19時

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