*眼鏡姿でダメージ大 ページ1
杉下が正式に処分解除になり、再び特命係が併設された。
法務省から出向中の冠城も、気の済むまで特命係にいるそうで、3人の部署に変わった。
そんな中、Aは仕事終わりに1件のコーヒー店に入っていった。
「こんばんは〜…秀太?いる?」
Aがそう声をかけると、店の奥からクリーム色のエプロンを付けて、現れた男性が。
彼女の事を見るなり、目を輝かせた。
秀「いらっしゃ〜い……って、A!久しぶりじゃん!」
「久しぶり、秀太。来るの遅くなってごめんね?」
秀「ホントだよ……Aが来るまでに、何種類の新しい豆が入ったと思ってんの?」
「ごめんごめん…お詫びに、何種類か買っていくからさ。
なにか、おすすめはある?」
秀「まじ?…んー、じゃあね…まずは…これは昨日入ったばかりなんだけど……Aの好きな所のコナね」
「うわ、コナかぁ…ちょうど切らしちゃったんだ。助かる
ここのは、他のコナよりも格段にまろやかなんだよね〜」
秀「次は……っと、これ。モカね」
「あれ?いつもと違う?」
秀「そうなんだよね…いつも仕入れてるモカ、なんかあまり取れてないらしくてさ……でも、このモカも美味しかったから、うちも今度からこれ仕入れるかも。
伊藤さんに飲んでもらったんだけどさ、伊藤さん、こっちの方が美味いって。
だから、Aも飲んでみて。」
「わかった。…でも、匂いはいい匂い」
秀「でしょ?でもって、最後は……これ。」
「……これは?」
秀「それは、コピ・ルアク。この間渡した、ブラック・アイボリーと同じくらい、高級な豆だよ。
ジャコウネコの糞から取れる豆でさ、その猫が食べないとなかなか生まれないから、結構高いらしいよ」
「糞?へぇ〜…それは貴重だね。」
秀「今日の俺のおすすめは、この3つかな?」
「どれもいいチョイスだね!じゃあ、これ貰うよ」
秀「毎度ありっ〜……あ、所でこの間の新聞読んだよ。
刑務所で暴動だって?」
「あ、見てたの?その記事」
秀「当たり前。新聞読まなくても、テレビでひっきりなしにやってたから、嫌でも目に付くって。
それより、杉下さん戻ったって本当?」
「え?あ、うん、戻ってきたよ、なんで?」
秀「そうしたら…これ、渡してもらっていい?」
「いいけど……これは?」
秀「仕入先にさ、茶葉もあって…無料でくれたんだ。
でも、俺、紅茶苦手だし、杉下さん帰ってきてるならあげようかなって。」
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み - おはようございます!相棒の夢小説貴重で楽しく読ませて貰ってます 日下部さんや大河内さん芹沢くんが好きなので絡ませて欲しいしなぁ (2022年4月13日 6時) (レス) id: 2d5aeb494c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 更新はやくぅ (2022年2月13日 20時) (レス) @page23 id: 3604e47afb (このIDを非表示/違反報告)
弥 - あああ、キュンキュンします。更新楽しみにしてます、。 (2019年10月7日 1時) (レス) id: ebd4aa5f74 (このIDを非表示/違反報告)
L - 更新希望しています! (2019年4月6日 18時) (レス) id: 2c50a61ae9 (このIDを非表示/違反報告)
シエテ - 更新希望しています! (2019年2月27日 15時) (レス) id: 5663057f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どこかのムスメ | 作成日時:2018年3月27日 19時