#告白 not台本小説 ページ22
今日は月曜日。
いつもなら憂鬱になる日だけど､今日は違う。
いつもより20分ぐらい早めに出て､学校に向かう。
これって私、期待しててもいいんだよね？
これでもしドッキリでしたー！とか言われたら泣くわ。
夜久君に限ってそんなことはないと思うけどね。
にしても、今日に限って髪の調子が悪い気がする。
何回も鏡を見てしまう。
少しでも夜久君にかわいいと思われたい。
ああ、あとちょっとで学校に着いてしまう。
早く行きたいような､行きたくないような。
もう少しこのドキドキを味わっていたい自分もいる。
でも、このドキドキを終わらせたい気持ちの方が強い。
もう靴箱に着いてしまった。
美術室にいくのは教室に荷物置いてからで良いよね。
やっぱり誰もいない。
あるのは夜久君の荷物だけ。
もう､彼は来ている。
そう思うとなんだか緊張するな。
ゆっくり美術室に向かう。
この階段を上れば美術室に着く。
慎重に上っていく。
あ、夜久君だ。
『や、夜久君！』
ああ、声が裏返ってしまった。
私、めちゃくちゃ緊張してるんだ。
「渡辺さん。今日早く来てくれてありがとう。それでさ、聞いてほしい話があるんだけどさ、」
『うん。』
「まあ、俺好きな人いんだよね。」
「その人の事は１年の頃から気になってて、３年に上がってやっと同じクラスになれたんだ。」
『うん。』
「最初は全然話さなかったしその子が俺の事を認識してるのかも分からなかった。」
「でも、ある時隣の席になって自己紹介をしたんだ。」
「俺はその時その子を好きになった。」
「誰だかわかるよね？」
『私…？』
「そう。」
「好きだよ。渡辺さん。俺と付き合ってください。」
どうしよう。
涙が勝手に溢れてくる。
止まらない。
『私、も、夜久君の､事､が､好き。』
うまく言えないけど､伝われ。
『付き､合いたい､です。』
「ありがとう､A。」
『え…？』
「嫌だった？名前呼び。」
『嫌､じゃない、よ。も、衛輔君。』
また涙が溢れてくる。
さっき以上の。
夜久君…衛輔君が頭を優しく撫でてくれる。
涙が収まってきた。
「大好きだよ。A。」
『私も大好きだよ。衛輔君。』
衛輔君は、優しく私を抱きしめる。
そして、ゆっくり優しくキスをする。
ああ、幸せだなあ。
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くまちょこ - 華*hanaさん» 頑張ってっFIGHT！！ (2018年8月10日 19時) (
レス) id: 98169e9af6 (このIDを非表示/違反報告)
華*hana - くまちょこさん» ありがとうございます！オカン系の方も頑張りたいと思います！ (2018年8月10日 11時) (レス) id: 312f69fb42 (このIDを非表示/違反報告)
くまちょこ - こちらも拝見させていただきました^^ 完結おめでとうございます！オカン系の方も頑張ってくださいね！ (2018年8月9日 16時) (レス) id: 5c6f2977ab (このIDを非表示/違反報告)
華*hana - どうでしたか？ぜひコメントしてください！タメ語できたら、タメ語で返しますよ！ (2018年7月15日 17時) (レス) id: 8e44e50a9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華*hana | 作成日時：2018年7月15日 5時
