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モトキside
ンダホ「もっきゅん、はやくはやく!」
モトキ「わかったから、ちょっとまって〜」
ンダホにせかされながら部室への廊下を歩く。
新入部員が来るのがよほど楽しみなんだろう。軽くスキップのようになっている。...できてないけど。
部室に着いて、荷物を置き楽器をだす。「また、後でね」なんて声を掛け合い、パート部屋へと向かった。
いつものように練習していると、
『失礼します』
少し低いが、よく響く声が聴こえて振り向いた。
.........えっ
長い髪を後ろでひとつに束ね、まっすぐこちらを見る背の高い女の子。
昔と違って眼鏡をかけてないし、雰囲気も大人っぽくなったが、間違いなく。
俺の、初恋の子だった。
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作者名:歩く国語辞典 | 作成日時:2019年8月12日 23時