〜１０３〜【The bygone day-to-day】 ページ8
「もー、落ち着いた？」
３０分待って来た飛行機の中で
俺はハンカチを片手に、智くんに笑われている。
「おちつ……かなぃ…っ……」
目頭が、ずーっと痛い。
それは、智くんが温かすぎるから。
・
飛行機では楽しくおしゃべりしよう？
夢がたくさん膨らむように。
そんなこと言ってたのに、膨らんだのは俺の瞼だけ。
「うへへっ！めっちゃ腫れてる！
目洗ってきなよ？あとで後悔する顔だよ？」
ハンカチを顔から無理やり剥がされて
智くんがなぜか持って来た手鏡で、顔の確認をした。
「ふはは！ヒドイなこれ！
ちょっと、洗ってくるわ！」
そう言って、席を飛び出す。
そうして、精神的にも瞼も落ち着いてきた頃には
飛行機は、東京へと着陸していた。
・
・
それから、タクシーで３０分のところの駅へ向かう。
雪が積もったその場所は、車では到底行くことができないからだ。
ホテルやお世話になる学校もあって、とっても都会なところらしい。
「あー！楽しみ！早くホテル行きたーい！」
「翔くんはしゃぎすぎだよぉ。ほら！あれ駅じゃない！？」
・
地獄へのカウントダウンが
今、始まる。
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未来(プロフ) - 大宮智佳さん» んふふっ。いつもコメントありがとうございます^^ 過去…少し長くなっちゃいそうですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです^^ (2015年3月28日 7時) (
レス) id: bc60385bc9 (このIDを非表示/違反報告)
大宮智佳(プロフ) - 移行おめでとうございます！翔くんと智くんの過去…とても楽しみです！これからも更新頑張ってください(*^^)v (2015年3月27日 18時) (レス) id: 111909a009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2015年3月27日 16時
