〜７２〜 ページ24
智side
翔くんと母ちゃんが話している姿は
お世辞にも、いい雰囲気とは言えないもので
『お茶いれてくんね。』
きっと、２人ともおいらなんて眼中にないと思ったけど
そう言い残して、その場を立った。
キッチンは、リビングの様子があまり見えないところにある。
だからあのとき、翔くんと母ちゃんの間に
どんなトラブルがあったのか、何も分からなかった。
ただ、
いつの間にか立ちあがっていたであろう翔くんが
ガクンと床に崩れ落ちたのだけは分かった。
お盆の上にあったお茶は、もう頭から消えていて。
そんなの、もうどうでもいいというように
持っていたものを手放して、翔くんへと駆け寄った。
ガチャン…
きっとそんな鈍い音がしたんだと思う。
母ちゃんがビックリしたように、音源を見つめていたから。
・
「ごめんなさい。迷惑かけて、ごめんなさい……」
そのあとの出来事には、頭がついて行かなかった。
翔くんがそう言って、おいらに謝って来たのだ。
『え…？』
少しふざけたような顔で、頭を下げた翔くんの顔を覗き込む。
そこには
目をつむって、何かに必死で耐えているような
そんな顔の翔くんがいた。
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未来(プロフ) - 大宮智佳さん» コメントありがとうございます＾＾どうなっちゃうんでしょうねぇ…(･Θ･;)ちょっと長くなってしまうかもしれませんが、お付き合いくださいませρ(´ε｀*) (2015年2月23日 15時) (
レス) id: bb023f52d8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮智佳(プロフ) - 移行おめでとうございます！続きはどうなるんだろうっていつもワクワクドキドキしながら読んでいます♪これからも更新楽しみにしてます(*^▽^*)更新頑張ってください!! (2015年2月23日 14時) (レス) id: 111909a009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2015年2月21日 12時
