〜６２〜 ページ14
病院について、智くんの部屋を開ける。
「ありゃ…？」
いつもはグチャグチャの鞄を整理して
折れないように、手紙とテストを入れてきたのに。
ベッドはもぬけの殻だった。
なんで？
スッと、背筋が凍る。
また、何かあったんじゃ…
智くんの身に、何か起きたんじゃ…
そう思ったら、いてもたってもいられなくって。
鞄を投げ出して、廊下に一歩踏み出した。
見渡すと、子供が数人と受付の女性が２人。
子供に聞くのも気が引けるな、と思い
受付の女性に、平然を装って尋ねた。
「すいません、あそこの病室の＿＿＿＿」
そこまで言って、視線が動く。
隣のエレベーターがチンとなって、人が降りてきたから。
その人は、今まさに俺が捜してた人で…
受付の女性もそれを察したようで、
ニコッと、会釈をされた。
俺も、それに応えるようにお辞儀をした。
・
「はい、これニノからね。」
ほおり投げたせいからか、テストが少し歪んでいた。
それでも智くんは、しかたないか、といった感じで
ベッドの脇についているテーブルを出して、テストを広げた。
しばらく、智くんの採点を見ていると
コンコンっといった、控えめなノックが聞こえてきた。
あ、っという顔した智くんの変わりに、
「はーい」と俺が返事をする。
・
「恵梨……？」
「翔……っ…？」
・
そこには、予想もしていなかった人が立っていた。
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未来(プロフ) - 大宮智佳さん» コメントありがとうございます＾＾どうなっちゃうんでしょうねぇ…(･Θ･;)ちょっと長くなってしまうかもしれませんが、お付き合いくださいませρ(´ε｀*) (2015年2月23日 15時) (
レス) id: bb023f52d8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮智佳(プロフ) - 移行おめでとうございます！続きはどうなるんだろうっていつもワクワクドキドキしながら読んでいます♪これからも更新楽しみにしてます(*^▽^*)更新頑張ってください!! (2015年2月23日 14時) (レス) id: 111909a009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2015年2月21日 12時
