わたしの英雄。 (ページ11)

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え…？

『お母さ…ん』
紗灯｢そう呼ばないで｣
『…うらたさん…ののかちゃん守ってあげて』
う｢…お…う、？｣
紗灯｢ののかを返して！｣
の｢ママやだ！｣

ののかちゃんがものすごく拒絶反応を示してる。

守らなきゃ

そんな感情が芽生えた。

『帰ってくれる…？』
紗灯｢ののかを返してくれたら、直ぐに帰るわ。｣
『ダメ！…』
の｢お兄ちゃん…っ｣
う｢守ってやるから｣

なんで、なんで帰ってくれないの…？

『お母さんっ、…』
紗灯｢…｣
『私の主張は…聞いてくれないの？』
紗灯｢…知らない！｣

ｶﾁｬ…

『どうしたらいいの…？』
紗灯｢…お前が！お前が元々居なかったら！！！私の人生は順風満帆だったのよ！｣
『そう…自分で勝手に浮.気して家を出ていったのに…私の、せい？…私がﾀﾋんだら…いいの？』
紗灯｢そうよ！お前なんか消えればいいの！｣
『…ののかちゃん、うらたさん…ごめんね。でていって。』
う｢っ！はぁ！？！？｣

私は、やや強引に外へ押しだした。

鍵を閉め、包.丁を手にした。

『私は、元々生まれてこなかったらよかったの…？』

そんなの、そんなの嫌！

あんな最低人間のせいで、1度きりの人生を終わらせるの？

…そんなの。

私のプライドが許さないよね？

うん。

私は、＿＿＿＿＿＿＿＿＿

生きていたい。