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私達を繋ぐもの 12 ページ13

話を聞いても、犯人がわからず頭をひねった。




(右目を撃つ犯人...狙われるエッグ...快斗からもっと話聞くんだったなぁ)





すると私はあることをひらめく。



(調べればいいんだ)



私はそっと立ち上がり、大広間から去っていく。

そして自分の部屋まで戻るため、長い廊下を突き進む。


あまりにも広いため、何度か道に迷いかけるがなんとか部屋の前までたどり着く。



部屋に入ろうとキーで鍵を解除しようとしたその時。






「危ないですよ」



後ろから声が聞こえ、私は瞬時に振り向く。


そこにいたのは白鳥刑事だった。



私は安堵のため息をつく。




「し、白鳥刑事。驚かせないでくださいよ」



「まだ銃を持った犯人がうろついているかもしれません。何をしようとしてるんですか」




「え、いやぁ、犯人捕まえるのに役立ちそうな情報を集めようと思って」




すると白鳥刑事が神妙な表情をする。




「それは....キッドのためでしょうか」





「!?」




白鳥警部のセリフに驚き、私は一歩後ろに下がる。

私は深呼吸をして答えた。




「...そうですね。キッドのためです」





疑われそうなことを言ってしまった。

少し気まずくなり、顔を下に向ける。



すると白鳥刑事がポケットから何かを取り出し、私に見せた。

取り出したものを見て、私は固まる。





「そ...それは」




「キッドがいなくなった付近で見つかったそうです」



それは、快斗が私にプレゼントしてくれたお揃いのリングがついたネックレスだった。

私は口をあけ、固まったまま見つめる。




「首にかかっているネックレスと..同じものでしょうか?」




心臓が一気に跳ねる。

リング部分は服の中に入れているため、わからないだろう。



私は関連性を消すため、冷静に対応した。



「違います。リングはついていません」




「そうですか...」





すると白鳥刑事が突然私の手をとり、ネックレスを掌に置いた。
突然の行動に目を丸くする。


そんな私をみてフッと白鳥刑事が笑った。




「これは・・Aさんが持っていてください」




「え、でも...」




「さ、皆さんのことろに戻りますよ」




私は流されるまま白鳥刑事と一緒に大広間まで戻っていった。

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設定タグ:名探偵コナン , 怪盗キッド , 工藤新一   
作品ジャンル:アニメ
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にこ - 『結婚おめでとう!爆誕!黒羽夫婦!』はうけるw (2021年5月5日 12時) (レス) id: 637833a828 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぉ(プロフ) - 初コメ失礼します!とっても面白すぎて感動しました!!もしかしてなんですが、某戦争屋実況者好きですか?!言葉選び見てたら何となくかんじただけです。突然失礼しました。。応援してます! (2020年8月11日 17時) (レス) id: 3df50c7f72 (このIDを非表示/違反報告)
えむあんどえー(プロフ) - 英里佳さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます!かっこいい彼を文で表現出来たのなら嬉しいです!続編も頑張ります! (2020年5月31日 1時) (レス) id: 1b31a8cf99 (このIDを非表示/違反報告)
英里佳 - 初めまして。読みました!快斗くんかっこいいですね!続編みたいです! (2020年5月30日 23時) (レス) id: 53aa3a6253 (このIDを非表示/違反報告)
えむあんどえー(プロフ) - ゆうさん» 破局から始まり、破局で終わってしまいました……笑。そしてコメントありがとうございます! (2020年5月30日 21時) (レス) id: 1b31a8cf99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えむあんどえー | 作成日時:2020年5月23日 21時

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