開け、夢の扉！2【東海オンエア】

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そう打って引用リツイートをすると、すぐに様々な反応が寄せられた。



そして１時間後にツイッターを見た時にはもう、アイツのアカウントは削除されていた。



もうこれで黙るだろ、と思いゲーム機に向かい合おうとすれば、りょう君からリプが送られてきた。



りょう【東海オンエア】＠TO_RYOO

そっか！この男がAの見た目や性格を全否定してAを鬱にしたり俺らからの連絡を全部消去したやつだね！



そう。今でこそこうやって笑っていられるが、当時は本当に酷かった。



体は傷だらけだったし、ご飯も喉を通らなかった。



それでも別れられなかったのは、どこかにあいつへの愛情が残っていたからだろう。けど、そんな愛情も浮気現場を目撃したことで消えうせた。



私は情事中の部屋に飛び込み、一発ビンタを食らわせたのちに別れを告げた。



清々しい気分だった私は、失った皆の連絡先をとり戻すためにてつやの家に向かった。



クソ彼氏のおかげで久しぶりの対面となった私にてっちゃんは泣きながら抱き着いてきた。



その後皆に連絡をすると、としみつとりょう君もてつやの家に駆けつけてくれた。



まあそれから時間をかけて、あの男は私たちの中である意味伝説の男となったのだった。



昔のことを思い出していると、としみつから電話がかかってきた。



と「お前あれどうした？」



『あー、なんか今日街中で偶然会っちゃって。付き合わなきゃ写真ばらまくって脅されたんだよね。』



と「は？やっぱバカうぜえなそいつ。」




『まあもうクソ男は付き合わないって誓ったわ。』



と「そうしりん。お前の周りなんていい奴クソほどおるげぇ。」




そこからしばらくとしみつと話して、電話を切った。




言葉には出してなかったけど、きっと私が当時のことを思い出して辛くなっているんじゃないかって心配してくれたんだろう。




本当に、不器用だけど優しいなあとし君は。




『...今度、美味いお酒でも買ってくか。』

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