夜中のピンポン ページ2
ピンポーンと、水溜りハウスにチャイムの音が響いた。
なんだろうね？と言いながら、トミーが「俺出てくる。」と言って立ち上がる。
時間も時間だし、ちょっと危ないかもしれないからAはここいろ、と言われてカンタと一緒にリビングに残る。
トミーの慎重な面持ちに、気がつけば私とカンタは身を寄せ合っていた。
カ「なんだろうね？」
『ストーカー？』
カ「そんな、てつやじゃないんだから。」
少しだけ早る心臓の音を誤魔化すために、カンタとそんな冗談を交わしていた。
すると、玄関の方からなにやら騒ぎ声が聞こえてきた。
『大丈夫かな、トミー。』
カ「あいつは人間相手なら大丈夫でしょ！」
カンタくんはそう笑って言うけど、ちょっとだけ声がいつもより上ずっていた。
騒ぎ声は止むことなく、バタバタとそのまま階段を上がってくる。
『嘘、』
カ「A、下がって。」
カンタが立ち上がって、私を守るようにする。
ガラガラッとドアが開き、そこにいたのは
『...てっちゃん！？』
て「Aーー！無事だったか！！」
私の家出の原因(嘘)、てっちゃんだった。
それに続いて、虫としりょうしばゆめと入ってくる。おいおい全員集合かよなんでだ。
『なんでここ居るの？東京で仕事なんかあったっけ？』
思わず私は家出している演技を忘れて聞いてしまった。
虫「やっぱり新幹線無い時間に動画あげたのわざとだったんだAちゃんのバカ！！」
て「動画見て、急いで車でここまで来たんじゃアホ〜！！」
虫てつと、続けて話す。いやまじか、これはさすがに予想してなかった。
ちなみに今は深夜2:00過ぎだ。動画が投稿されてすぐ車で向かったという証言は間違いではない。
ふと視界の隅で、カンタがカメラをまわしているのが見えた。みんなの後ろからなので私とトミー以外撮ってることに気づいてる奴は居ない。
り「A、怒らせちゃってごめんね。でも本当に心配したんだからね。」
と「次やったらマジで首輪とリード着けさせるからな！！」
りょうくんとしみつ...ごめんこれドッキリなんだ...どうしよう言い出しづらい...
て「A、本当にごめん！！俺が悪かった！！！」
てっちゃんが土下座をしてきた。珍しくお尻は出ていない。
いや待ってこれもっとネタバラシしにくくなったよね？？
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ゆゆり(プロフ) - はじめまして。最近、ハマりはじめて、読みました！めちゃめちゃ好きです！続きが読みたくなりました！ (2021年8月16日 1時) (
レス) id: c0792cbe7e (このIDを非表示/違反報告)
takide_Su(プロフ) - はじめまして！全話読ませて頂きました！りょくん推しなので、仲良しワチャワチャ感にとても癒やされました…。更新楽しみに待っています！！ (2020年7月6日 2時) (レス) id: 1e3d944b3e (このIDを非表示/違反報告)
ビーチ(プロフ) - あーずーの騒音ボイスが脳内再生余裕でした (2019年6月1日 2時) (レス) id: 79515c83e0 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - めちゃめちゃ面白いです！！続き待ってます！！ (2019年4月18日 2時) (レス) id: 39ea793c53 (このIDを非表示/違反報告)
もも - はじめまして。全話読みました！続きが気になりつつも、3周くらい読むほどハマっちゃいました。更新楽しみにしてます！ (2019年4月9日 22時) (レス) id: 77aba2ef0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：、りょうやん。
| 作成日時：2019年1月7日 1時
