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☆ 夜景が見えるレストラン 5 ページ22

虫「ねえ!バカなの?!ほんとバカ!」

し「もうこれ間に合わなくない?」

ゆ「てつやぶっ飛ばせー!!」

て「マジでごめんって!!」


レストランまでは順調行けばあと20分くらい。
りょうのお友達さんから「今ケーキを出した」という連絡が来て、俺らはかなり焦っていた。

というより、俺はかなり焦っていた。

もう告白が終わってたとして、ケーキを食べて店を出るのなんてそんなに時間かからんよね?!

2人が出るまでに店の前にいないとせっかく立てた計画が崩れてしまう...!!


虫「僕だけでもそのまま会場に行けば良かったなあ」

て「今ぶっ飛ばしてるからさー!」

り「法律守らないとか最低じゃん」

て「えっ?!」

し「てつや違反だわー」

て「えっ?!えっ?!」

ゆ「てつやいけいけー!!」

て「ゆめまるすき!」


常識人離れしたゆめまるだけが俺の味方だぜ。

できる限りアクセルを踏んで、ぶっ飛ばそうとしてみるもののさすが都会の街、車が多すぎて進まない。


虫「もうダメじゃーん」

り「あ、Aからなんか送られてきた」

虫「えっ?!なになに?!」

し「告白の報告とか?!」


なにやら後部座席が騒がしい。

気になる気持ちを抑えて、車を進める。

送られてきたのは動画のようで、楽しそうな2人の声が小さく聞こえる。


り「これやばくね?!」

し「としみつよく撮ったね、めずらし」

虫「これもう付き合ったでしょ」

ゆ「嬉しいでごわすなあ」

て「えっ?!なんなん?!」

ゆ「てつやは飛ばして!!」

て「俺にも教えろー!」

虫「てっちゃんは飛ばして!!」

て「何でだよ!!」


Tシャツ短パンの俺に厳しくね?!
短パンだから厳しいのか?!

でも、なんか楽しそうだし、2人が仲良くしてる動画なら上手くいったってことか。

ハンドルを握りながら少し泣きそうになったのはみんなには内緒。

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作者名:Ma | 作成日時:2018年8月10日 21時

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