#06 昨夜の真実。 ページ7
「はい、今日のサブチャンでーす」
いつもの掛け声から始まったサブチャン収録。
てつやの奴め、後でぜってー許さねぇ。
とりあえずぶん殴る。もしくはパソコンぶっ壊す。
これは虫さんに怒られそうだから遊戯王カードグチャグチャにばら撒いてやる。
「おめーらこれ撮ってんのぜってー後で後悔するかんね?俺今言ったからね?!」
「まあまあとしみつーそう照れんなって!」
「俺は今日ここに来た時てつやからとしみつが女の子持ち帰ったって聞きましたー!」
「ちょ..っと!おい!りょう!!」
お前、さわやかな顔してこんな昼間からそんなこと言うんじゃないよ!
というか、りょうだけは味方じゃなかったのかよ...
「ではてつやさん、証言を」
カメラの虫さんが話をどんどん進めていく。
「俺ととしみつで昨日の撮影のあと飲みに行ったのね、で!気づいたらとしみついなくなってんの!連絡も取れなくてさー、まさかとは思ってたんだけど!そのまさか!女の子を持ち帰ったと本人からききましたー!!」
うおー!!とか、ヒューヒューとか、一気に騒ぎ出す4人の声が二日酔いの頭にひびく。
「でもそこからは俺も初めて聞く」
「では、としみつさん昨夜の真実を」
虫さんがカメラを向けたらみんなの視線は一気に俺の方へ向いた。
「本当に、言っていいんだな?」
「あったりめーよ!!」
「じゃあ言うけど、めちゃめちゃ胸の大きい女の子に2人で抜けようって誘われたから、そこのホテル行って、することして、3時間で帰ってきたわ」
だからお前らが望むようなキレイな話はない!!と一段とでかい声で言い切った。
口に出したら自分が惨めすぎて悲しくなっきた。
身体もだるすぎるし泣きそうだわ...
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作者名:Ma | 作成日時:2018年6月4日 20時