検索窓
今日:5 hit、昨日:9 hit、合計:189,809 hit

#31 バカは。 ページ32

オレンジ男(1000%てつや)がコソコソしていた真相を確かめるべく、今日もいつものようにてつやの家に。


「おはよーござーまーす」

「おい、遅刻ー!」


玄関でりょうが仁王立ちしてて、いつものように怒られる。


「ええ?俺いつも通りに出てきたけど」

「としみつのいつも通りが遅刻なんだってば!」

「わりぃわりぃ」

「もうー!虫さんー!としみつなんにも反省してないー!」

「ふたりともしーっ!うるさくする予定がある時はその部屋に入って、ドアを閉めてから!」


今度は虫さんが出てきて、手には深めのお皿がのったお盆を持っている。


「ん?ラーメンでも食うの?」

「違うわ。おバカなてつやが風邪ひいたの」

「バカは風邪ひかねえんじゃないの?」

「としみつ!てつやそれ言われるの今日で5回目だから笑」

「あ、やっぱり?」


バカが風邪ひかないは嘘なのか。

まあ人間誰しも風邪はひくしな。
嘘だ嘘だ。


「バカは風邪ひかないんじゃなくて、風邪ひいたことに気づかないの。うちのてっちゃんは気づいたから天才も残ってるんだよきっと」

「てつや起きてるの?」

「今見に行ったら起きてて昨日の夜からなんにもたべてないっていうからさ」

「うまそーだなー」

「よそったときに残ったのあるから食べていいよ」


そう言い残すと、虫さんはてつやの部屋に入っていった。

りょうはもう遅刻を怒るのを忘れて(ラッキー)
てつやいなかったら撮影どうすんのって今度はそっちを気にしてる。


「あ、としみつだ」

「おはよー」

「はよー」


そういえば俺、オレンジ男の正体確かめるんだった!


「てつや虫さんにお粥作ってもらえるほどやばいん?」

「夜39度あったって自慢してたよ」

「そりゃやべえ」


まああのバカにはいつでも会えるから今日じゃなくてもいいか。

#32 流行り。→←#30 男らしい。(★)



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
368人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ma | 作成日時:2018年6月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。