#25 続・浮かれモード。(☆) ページ26
“で、次どうするかの案は浮かんだの?”
「あ、そんなの全く考えてなかった!」
たしかに、覚えてもらってたから何だ?!
こんなに浮かれてて、俺はどうしたいんだ?!
“としみつ浮かれモード過ぎてそんなの気にしてなかったんでしょ”
「あ、バレた?」
“バレバレ笑”
あの恋愛作戦会議の紙にはなんて書いてあったっけ?
いや、あれは使えないか。
“そうえば今日は覚えられてたってこと以外の進展はあったの?”
「えー、覚えられてて、弟さんって呼ばれた!」
“そりゃすごいわ。他には?”
「んー、特にねえな」
“それじゃあ次どうすればいいの?”
「それは俺にもわからん」
“んー...あ、としみつ?レシートとかってもらった?”
「え?ああ、うん」
アルバムの代金を俺が代わりに支払ったからな!
アルバムってあんなに高ぇの?
彼女に夢中すぎて気づかんかったけど財布ギリギリだったわ。
“今持ってる?”
「おう、28000円って書いてある」
“それは高すぎ!笑 じゃなくて、それってレジ打ちの担当とか書いてない?”
「担当...担当ってどこ...あ、書いてある」
桃田A
「うええええええ?!」
“どうした?!としみつ?!”
「書いてある!書いてある!書いてある!」
“それは分かったよ!名前は?”
「桃田Aちゃん...」
“え?”
「1回で聞き取ってよ!名前言うの照れる」
名前を呼ぶだけで、顔が熱くなってくる。
“ちゃんと聞こえたよ。としみつ!名前分かったって結構でかくない?”
「そうか?そうかな?!そうだよね?!」
俺すごいやん!!
名前まで知れた!!
レシートありがとう!!!
“そっかー...面白くなりそうだね”
「名前がわかって進展したから??」
“そうそう、じゃ、また明日作戦会議しよーぜ”
「おう!聞いてくれてありがとな」
“はーい”
Aちゃん...
俺の顔は人生最大でニヤニヤしていたと思う。
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作者名:Ma | 作成日時:2018年6月4日 20時